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デビルズ、3年ぶりに王座へ NHL

Posted June. 10, 2003 22:08,   

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ニュージャージー・デビルズが待望のスタンレー杯を手にした。

デビルズは、10日、ホームリンクのコンチネンタル・エアラインス・アレナーで行われた北米アイス・ホッケーリーグ(NHL)スタンレーカップ決勝第7戦で、アナハイム・マイティダックスを3−0で下して4勝3敗を記録し、1995年と2000年に続き、通算3度目の王座に輝いた。

同日、第7戦は、試合開始前からデビルズの優勢が予想されていた。今年スタンレー杯決勝戦で徹底的に「ホームチーム不敗」の記録を堅持したため。ニュージャージーで行われた1、2、5戦はデビルスが勝ち、アナハイムで行われた3、4、6戦はマイティダックスが勝った。

デビルズ優勝の主役はマイク・ラップ。今年ポストシーズン3試合出場に1アシストが全部だったルーキーのラップは、第2ピリオド2分22秒に先制ゴールを決めた後、10分後にはジェフ・フリーゼンのゴールをアシストした。第3ピリオドにもラップ・フリーゼンコンビは、再びアシストとゴールを合作して勝利に安着した。

現役最高の攻撃手として評価されるデビルズの「クモの手」マーティン・ブロデューアは、アナハイムが飛ばした24のシュートを全て止めて完封勝ちを導き出した。1、2戦で3−0の勝利をリードしたブロデューアは、最終の7戦でも相手の攻撃を0点に抑え、7試合中3回の完封勝ちというプレーオフ新記録を立てた。

しかし、プレーオフ最優秀選手(MVP)に与えられる「コーンスミストロフィー」は、マイティダックスのGKジャンセバスチャン・ジゲールに送られた。ジゲールは、「アナハイム突風」を巻き起こした主人公。プレーオフ21試合で37ゴール(1試合当たり1.76ゴール)のみを許し、今シーズン延長戦で168分27秒無失点の新記録を立てた。負けたチームからMVPが選ばれたのは通算5度目。

試合終了後、NHLのゲリー・ベトマン・カミシャナーが、MVPとしてジゲールの名を呼ぶと、コンチネンタル・エアラインス・アレナーに集まったニュージャージーのファンは一斉にやゆを飛ばしたが、ニュージャージーのGKブロデューアは、「彼はトロフィーをもらう資格がある」と勝者の余裕を見せた。



金相洙 ssoo@donga.com