昨年第4・四半期(10〜12月)に国内で帝王切開手術をして子供を産んだ産婦は5人に2人程度で、世界最高水準であることがわかった。
健康保険審査評価院(審評院)は12日、昨年第4四半期、帝王切開の分娩率が39.6%で、02年の40.5%より0.9ポイントの減少に止まったと発表した。
帝王切開の分娩率は、1998年に39.9%を記録して以来、40%前後を維持しつづけている。
審評院の関係者は「国内の帝王切開分娩率は世界保健機関(WHO)の勧告率である10〜15%や米国、フランス、日本など、先進国の20%に比べるとかなり高い方だ」と述べた。
審評院は、このように国内での帝王切開分娩率が世界の最高水準になったのは、産婦人科の医師が自然分娩を誘導して産婦や胎児に異常が生じた場合に発生しかねない厄介な訴訟や患者の減少などを憂慮し「防御手術」を施したためと分析した。
また、多くの産婦が自然分娩後の体形の変化などを嫌って自ら帝王切開を要求したりもするという。
ことに、第一子を帝王切開で産む産婦の割合は56.2%にもなり、帝王切開の経験のある産婦が、以後自然分娩をした割合は3.2%にすぎないと集計された。
審評院は「第一子を産む際に帝王切開をすると、次子出産の際にも帝王切開をする可能性がかなり高い。初回の帝王切開を控えるように病院、医院別の分娩率を比較・分析した資料を各病院・医院に提供した」と明らかにした。
審評院はまた、昨年第4四半期の分析結果を大韓産婦人科学会に通報し、医師が手術を自制するように誘導する一方、平均帝王切開の分娩率を超える395病院・医院には個別通知を出し、注意するよう通告した。
異鎭 leej@donga.com