「ビックチョイ」崔熙燮(チェ・ヒソプ・14・シカゴカブス)が戻ってきた。
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今月8日、ニューヨーク・ヤンキーズ戦で頭を負傷して負傷者リストに載った崔熙燮。気を失ってからも捕えたボールを取り落とさないという燃える闘魂を発揮し、野球フォンの心を打った彼が17日、ホーム球場のリグリー・フィールドで久しぶりの汗を流した。
彼は同日午前、チーム主治医のスティブン・アダムズ博士とノース・ウェストン大学病院の担当医療陣から「訓練をはじめてもいい」というOKサインを受けた。18日の最終検査で正常と判明すれば、直ちにシンシナシティーに飛んで行き、遠征試合中のチームに合流する予定だ。
崔熙燮は特別プログラムに沿って訓練の強度を次第に高めていく計画だ。ヘルメットとバットなど、彼の個人装備はすでにシンシナシティーに空輸された。守備練習はもちろん打撃練習も一緒に行う予定。いざというときに備えて、守備練習の際にもヘルメットを着用することにした。
実戦への投入時期はまだ決まっていない。崔熙燮は「大リーグに出場する前に、マイナーリーグ2試合に出場しろ」という主治医の勧告に従って、来週、傘下のトリプルAチームのアイオワ・カブスでウォーミングアップをする予定だ。
15日の負傷者リストに載った崔熙燮が、もっとも早く復帰できる舞台は25日、ミルウォーキ・ブリュワーズとのホーム試合。カブスのベーカー監督は同日「崔熙燮が復帰を渇望している。彼は精神力がとても強く、野球を愛する選手だ」と褒め称えた。
不正バット問題で7試合の出場停止を受けた同じチームの巨砲ソーサ(35)も、同日チームに合流した。彼は19日、シンシナシティー・レッズ戦から出場する予定だ。
一方、朴贊浩(パク・チャンホ・30・テキサス・レインジャーズ)も負傷者リストに載って以来、同日初めてホーム球状のアリントンボールパークで軽いランニングなどで身体をほぐした。テキサスのジョン・ブレイク副社長は「精密検査の結果、長期治療が必要な負傷は見つかっていない」と、述べた。
jeon@donga.com