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朝興銀行事態が妥結…今日から業務正常化

朝興銀行事態が妥結…今日から業務正常化

Posted June. 22, 2003 21:39,   

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銀行圏の電算危機を起こした朝興(チョフン)銀行のストが、労組の雇用保障要求などが受け入れられることで妥結された。

これによって、朝興銀行は、23日から正常営業をし、早ければ8月末、政府所有の銀行から新韓(シンハン)金融持ち株会社の子会社として民営化する。

しかし、今回の朝興銀行のストは、韓国経済の海外信頼度の下落、労働界の強硬闘争計画など、少なからぬ後遺症を残すものと見られる。

朝興銀行労組は、22日午前8時50分、「新韓持ち株会社との交渉が妥結され、ストを終了する。ソウル江南区論硯洞(カンナムグ・ノンヒョンドン)にある中央電算センターの職員約340人を全員復帰させる。23日からは正常業務が可能だ」と発表した。

朝興銀行労組は、この日午前5時30分から、交渉妥結案について組合員の意見を聞く投票を実施した。その結果、投票した5033人のうち3148人(59.09%)が賛成した。

これにより、李龍得(イ・ヨンドゥク)金融産業労組委員長と崔永輝(チェ・ヨンヒ)新韓金融持ち株会社社長、洪錫柱(ホン・ソクチュ)朝興銀行頭取、許興辰(ホ・フンジン)朝興銀行労組委員長、李仁遠(イ・イヌォン)預金保険公社社長など、労使政の代表5人は、午前8時、ソウル中区明洞(チュング・ミョンドン)にある銀行会館で、朝興銀行の今後3年間の独立経営保障などを盛り込んだ10項の合意文に署名した。

労・使・政は、前日午後10時から5時間にわたって交渉を続け、△朝興銀行(電算部門を含む)の3年間の独立法人維持および最大限の独立経営の保障、△雇用保障と人為的人員削減の排除、△2年後に、統合推進委員会(統推委)で議論した後、統合を推進するが、1年以内に完了する、などの核心内容に合意した。

労・使・政はまた、△統合前までに朝興銀行出身の銀行頭取を任命すること、△新韓銀行水準に賃金を3年間段階的に引上げること(毎年30%、30%、40%を引上げる。今年から施行し、経営状態によって比率を調整する)、△統推委の両側同数構成、△持ち株会社の役員同数構成も合意事項に含めた。

朝興銀行は、今回のストと関連し、労組の幹部らに対する司法処理を最少にする予定だ。

李南淳(イ・ナムスン)韓国労働組合総連盟(韓国労総)委員長は「売却撤回までは達成できなかったが、雇用完全保障と対等合併原則などを獲得したのは成果だ」と満足感を表した。一方、崔社長は「朝興銀行の組合員が敏感な状態なので、今日はコメントを控える」と話した。

預金保険公社と新韓持ち会社は25日頃に本契約を締結し、新韓持ち株会社は1、2カ月以内に資金調達を終え、8月末頃に朝興銀行を子会社として編入させる計画だ。



林奎振 金斗英 mhjh22@donga.com nirvana1@donga.com