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ミッシェル・ウィ、最年少でUS女子アマ大会で優勝

ミッシェル・ウィ、最年少でUS女子アマ大会で優勝

Posted June. 23, 2003 21:59,   

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「最年少US女子アマチュア・パブリック・リンクスチャンピオンシップ優勝」。

「ゴルフの天才少女」ミッシェル・ウィ(韓国名ウィ・ソンミ)が再び世界のゴルフ界を驚かせた。

23日、米国フロリダ州のパームコーストにあるゴルフ場(パー72)で、36ホールのマッチプレーで行われた決勝戦。13歳8ヵ月のミッシェル・ウィは、最終ホールまで持ち込まれた接戦の末に、自分より8歳も上の全米大学(NCAA)チャンピオンのビラダ・ニラパスポンポーン(21、タイ)を1打差で破り、優勝を獲得した。

自らの米国全国規模大会初優勝を、アマチュア大会としてはメージャー級であるパブリック・リンクスチャンピオンシップで飾った。同大会最年少出場記録(10歳)の保有者でもあるミッシェル・ウィは、00年にキャサリン・カートライト(米国)がたてた最年少優勝記録(17歳)をも更新した。

今シーズン米国LPGAツアー初のメージャー大会であるナビスコチャンピオンシップで、歴代アマチュア最高成績(9位タイ)をあげて「度胸」をつけたミッシェルは、4年前の同大会1回戦で脱落した「若造」ではなかった。

午前の試合8番ホールまで、なんと4打もリードされながら首位を追っていたが、粘り強い勝負根性と相手より平均80ヤード以上も伸ばせるドライバーティーショットを主な武器に、後半に入って逆転勝ちのドラマを演出した。

この日のハイライトは、24番目のホールである午後の6番ホール(パー5)。1打差でリードされていたミッシェル・ウィはティーショットをバンカーに落とした。グリーンの前には大きい池が待っていた。しかし5番アイアンで勝負に出たミッシェルの2番ショットは200ヤードの距離のグリーンにつけて、軽くバーディーを奪い、勝負をまた原点に戻した。

「父はレイアップをすすめたが、私が意地を張りました。リスクをおかせば、ゴルフはもっと楽しくなります」。

この日の試合を見守っていた著名なゴルフライターであるドッグ・パーカスン(米国)は「女子アマチュア大会でこうしたスーパーショットは見たことがない」と話した。

息詰まる接戦の分かれ道は、同点で迎えた35目のホールである午後の試合17番(パー3)。2人の選手は1mにもならないパーパットを残した状況だった。相手選手より少し遠かったミッシェル・ウィが先に無難なくパーセーブしたのに対し、ビラダ・ニラパスポンポーンのパーパットはあっけなく外れた。

ビラダ・ニラパスポンポーンは、試合直後「私は今日ミッシェルに1打しかリードされなかった。しかしそれが勝負をつけた。ミッシェルは大きいトロフィーを手にする資格がある」と話した。



安永植 ysahn@donga.com