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消費者の暮し向き、ここ30ヵ月で最悪 韓銀調査

消費者の暮し向き、ここ30ヵ月で最悪 韓銀調査

Posted June. 24, 2003 21:54,   

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政府の一貫性を欠いた政策と労働界の相次ぐストなどによって経済の混乱が増し、消費者は韓国経済の先行きについて悲観的な見方をしている。

消費者の悲観的な景気見通しは、消費と投資マインドの冷え込みにつながり、景気低迷を加速化する悪循環となっている。

とりわけ、消費者が現在肌で感じる暮し向きがここ30ヵ月で最悪のものとなり、社会的な副作用も、より大きくなるだろうと懸念される。

中央銀行の韓国銀行が24日、全国30都市2500世帯を対象に調査した「第2四半期(4〜6月)消費者動向調査結果」によると、6ヵ月後の景気展望消費者動向指数(CIS)は68で第1四半期(1〜3月)の90に比べ22ポイントも下がり、01年第1四半期の66以来最低だった。

CISが100未満であれば、景気や暮し向きが悪くなるだろうと考える消費者が多いことを意味し、100を超えればよくなるだろうと考える消費者が多いことを表す。

また、景気判断CISは45で、通貨危機直後の98年第3四半期の27以来最低値に落ち込み、消費者が肌で感じる景気が深刻な水準であることがわかる。

6ヵ月前と比べた現在の暮らし向きCSIは、71で00年第4四半期の66以来最低値を示し、雇用見通しCSIは第1四半期の86から64に下がり、01年第1四半期の57以来、一番悪かった。

現在の生活も苦しいが、この先はさらに厳しくなり、就職難も増すだろうと考える人々がそれほど多いことを表している。

家計収入の見通しCSIは91で第1四半期の88よりやや好転したが、基準値の100を下回った。また、6ヵ月先の消費支出計画CSIは102で、前四半期の103と似ている。

韓国金融研究院の朴在夏(パク・ジェハ)研究委員は、「政府の一貫性を欠いた政策、労使紛糾などのため、多くの企業が韓国を離れたいとしており、消費者は政府を信用できずにいる。政府が今からでも状況を把握し、将来のビジョンを提示できなければ韓国経済は取り返しのつかない状況になりかねない」と述べた。



林奎振 mhjh22@donga.com