Go to contents

李健煕三星会長「新経営の核心は天才育成」

李健煕三星会長「新経営の核心は天才育成」

Posted June. 24, 2003 21:57,   

한국어

三星(サムスン)グループの李健煕(イ・コンヒ)会長は「三星グループの『第2の新経営』のポイントは、天才を育てることだ」として、「社会的にも天才性を早期に発掘し、それらが自由に競争し成長するよう支援するシステムが切実だ」と話した。

李会長は24日、東亜(ドンア)日報の企画シリーズ「人間布石、人事の世界−私の人材鑑別法」の取材チームに、自身の人材についての考えと人事哲学についてこのように強調した。その上で「下方平準化をこれ以上放置すれば、国家の将来が暗くなる」と話した。

李会長はまた「韓国の1人当たりの国内総生産(GDP)が1万ドルで止まって以降、8年目になったが、これを『魔の1万ドル時代の不景気』と定義付けたい」とし、「国民と政府、労働者と経営者が一歩ずつ譲歩し、全力を尽くしてこそ2万ドルの時代へ進むことができるだろう」と強調した。

李会長は「日本、英国、ドイツなどのケースを見てみると、在任中に国民所得の2倍増を達成した指導者たちに共通しているのは、集団利己主義を容認せず、国民所得を上げることだけに政策を集中した点だ」とし「国民所得が2万ドルになる時まで、パイを育てるべきだ」と主張した。

李会長はまた「企業は、事業を効率的に営める、基礎的なインフラがきちんと備えられた所に集中するのが当然だが、われわれはこうした基礎的なことさえ備えていない」と述べ、「ファイナンシング、税金、英語人材など基本的なものをどのようにして備えるべきかについて、考えたり悩んだりしていないのが大きな問題だ」と指摘した。

李会長は続いて「いま韓国は、日本と中国の間に挟まれた危機状況に置かれており、企業、政治、行政など各界のリーダらがこうしたことを考えているならば、冷や汗をかくはず」と話した。



李基洪 sechepa@donga.com