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組合員10万の巨大労組誕生か

Posted June. 27, 2003 22:02,   

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現代(ヒョンデ)自動車を含めた全国民主労働組合総連盟(民主労組)金属連盟所属の13の労組が、「金属労組」という単一労組の傘下に入るため、25日から27日にかけて産別転換投票を実施し、その結果が注目されている。各労組は、27日午後6時から開票に入ったが、結果は28日午前になって分かる見通しだ。

これら労組が産別労組に変われば、金属労組は民主労総の核心勢力に急浮上し、今夏労動界の夏闘をリードするようになる。しかし、産別労組転換に失敗する場合、来月2日に予定されている民主労総の金属連盟と金属労組のストの熱気はかなり冷えるものとみられる。

▲産別転換投票〓現代自動車(組合員3万8917人)のほか、大宇(テウ)造船海洋(7100人)、大宇総合機械(2400人)など、8社の労組も、同日、産別転換投票を実施しており、ケピコの労組と、株式会社ロテムの儀旺(ウィワン)と昌原(チャンウォン)労組は25、26日に投票を終えた。現代尾浦造船(組合員3314人)は、30日投票を実施する。

現行法によると、労組が規約を変更し、産別労組へ切り替わるためには、在籍組合員の過半数が投票し、投票者の3分の2以上が賛成しなければならない。このため、24日の争議行為賛否投票で在籍組合員の54.8%の賛成を得るに止まった現代自動車労組の産別転換は容易でないという観測が出ている。

▲金属連盟と金属労組〓民主労総の要の金属連盟は、組合員数が多い大企業労組が軸となっている。傘下に現代自動車、大宇造船海洋、現代尾浦造船など82の単位労組に12万4000人余りの組合員を抱えている。

160余りの事業場に3万6000人余りの組合員を抱えている金属労組も、現在は金属連盟の一つの単位労組に分類されているため、厳に言うと、金属連盟は金属労組を含めて83の単位労組に16万人余りの組合員を抱えていることになる。

01年2月発足した金属労組は、一部企業を除けば、規模の小さいほどんどの会社が入っている。しかし、もし現代自動車など金属連盟13の労組(組合員5万7338人)が産別転換に成功すれば、金属労組は組合員10万人を有する巨大単一労組へ変身するようになる。

▲どうして産別なのか〓一言で「緩い連帯」から「強力な単一労組」に衣替えすることで、威力的な力を発揮できるためだ。

ストを展開しようとしても、金属連盟の体制の下では、企業別にいちいち争議調整を申し込んで、争議行為賛否投票をしなければならないが、金属労組に編入されれば、一括争議調整申し込みが可能になる。また、部分的に反対する事業場があっても、金属労組在籍組合員の過半数の賛成を取り付けば、スト突入が可能だ。

白淳煥(ペク・スンファン)金属連盟委員長は、「産別労組に切り替われば、使用者代表との中央交渉を通じて賃金や労働条件だけでなく、不合理な法と制度を見直すことで、労働者の暮らしの質の向上を図る上で有利だ」と述べた。



鄭景駿 news91@donga.com