Go to contents

胡錦涛主席、当面「江沢民路線」追従の方針

胡錦涛主席、当面「江沢民路線」追従の方針

Posted July. 01, 2003 21:50,   

한국어

中国共産党の胡錦涛総書記兼国家主席は1日、党創建82周年を記念して北京で演説し、江沢民前総書記が提唱して昨年の党大会で新たな指導思想となった「3つの代表」をさらに学習するよう全党に呼びかけ、江中央軍事委主席の権威に当分挑戦しないとの姿勢を示した。

胡総書記が昨年11月に総書記就任して以来初めて開かれた同日の党創建記念式典で、踏み込んだ政治改革に言及するだろうとの観測が西側マスコミの一部で出ていたが、胡総書記は同日、江主席の「3つの代表」を学習し実践するよう呼びかけるのに演説の大部分を割り当てた。

「3つの代表」とは、中国共産党が△先進社会の生産力(私営企業家)△先進文化の発展(有識者)△広大な人民(労働者、農民)の根本利益を代表すべだとした江主席の理論。この理論は、労働者と農民の敵だった使用者(経営者)と知識人(有識者)を包容することによって、欧州式の社会民主党または国民政党を目指している。

新華社通信などが報じたところによると、同首席は演説で「3つの代表の主要思想は、時代に一致し、完全な小康(衣食住が解決された中流生活)社会の建設という目標を実現する根本的な指針だ」と話した。

「3つの代表」理論の研究討論会を兼ねて行われた記念式典には、胡総書記をはじめ呉邦国、賈慶林、曽慶紅、黄菊、呉官正、羅幹など政治局常務委員ら全員が出席し、李長春常務委員が司会を務めた。

胡総書記は最近、新型肺炎SARS(重症急性呼吸器症候群)の退治成功と「親民」政策で国民の支持度が高まっているが、依然として政治局を制圧している江主席の勢力と真向かいから対決するには力不足との認識が、この日の演説に盛り込まれているという見方も出ている。

中国の消息筋は「胡総書記は、上海閥との対立状況を作らない範囲内で、穏健な内容の政治改革案に触れたものと聞いている」とし「胡総書記は最近、中国の新聞編集者たちと会見する席で地方指導者や人民代表大会の選挙で複数の候補を前面に出すなど政治改革の措置を取る意向をすでに表明している」と話した。

同筋はまた「胡総書記が政府の権限を政策の立案、政策の執行、監督などに分ける行政3分制の改革案を進めることによって、権力の分散と行政の責任をさらに強化する内容の政治体制の改革案も進めるだろう」と伝えた。



yshwang@donga.com