釜山（プサン）高校と天安（チョンアン）プギル高校が、第５７回黄金獅子旗、全国高校野球大会（東亜日報社と大韓野球協会の共同主催）の４強に入った。釜山高校は２日、東大門（トンデムン）球場で開かれた城南（ソンナム）高校との準々決勝で、９回裏に押し出しで逆転サヨナラ勝ちした。天安プギル高校は１４安打を放ち、キョンドン高校に７回コールド勝ちをあげた。２チームは３日、待望の決勝進出をかけて対決することになる。
釜山高校が９回裏に、一気に５点を上げてドラマティックな逆転勝ちを演出した。９回表まで２−６でまるで負けたような雰囲気だったが、釜山高校の粘り強さと根性には目を見張るものがあった。
９回裏、最後の攻撃に出た釜山高校は先頭打者、金ドンギュが３塁手前の内野安打で出塁した後、チャン・ウォンジュンと金ドンギュの連続２塁打で２点をあげた。続くノーアウト２塁で釜山高校はユ・ジェジュンの右側安打と３塁手の失策で１点を追加し、５−６まで追い付く猛攻勢。城南高校は、投手をエースの朴サンジンから李スルギに交代したが、出るやいなや最初のバッターにファーボールを許し無死満塁を迎えて、暴投で同点にまで追いつかれた。
釜山高校は、１死２、３塁でまた連続ファーボールで押し出しで決勝点をあげた。２回戦までチームの打率は０．２７４で８強進出チームのうち、最も打線がふるわなかった天安プギル高校の打線が活気付いてきた。
天安プギル高は１回裏１死、チェ・ミョンファンの左側安打に続き、李ジョンファンの左中間３塁打で先制得点、続く１死３塁でチャン・ジフンの２ラン本塁打で３−０にリードした。天安プギル高校は４回に、李ジュナムの２塁打をはじめに３安打と１四球で２点を追加、５−１に差が開いた。６回の李ジョンファンのソロ本塁打は駄目押しとなる追加点だった。
天安プギル高は７回裏１死１、３塁で代打のチェ・ビョンユンの犠牲フライで１点、さらに安打とファーストボールによる２死２、３塁で、チェ・ミョンファンの右側タイムリーヒットで走者一掃でホームに入り、コールド勝ちをあげた。
田昶 jeon@donga.com jaeyuna@donga.com
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