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目立つ喫煙区域の女性たち、禁煙区域拡大で新光景

目立つ喫煙区域の女性たち、禁煙区域拡大で新光景

Posted July. 06, 2003 21:48,   

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「へぇー、こんなに多かったけ」

サラリーマンの金氏(33)は5日、ソウル江南区狎鴎亭洞(カンナムク・アプクチョンドン)にあるコーヒーショップに入りびっくりした。2階のガラスで仕切られた喫煙室で、10人あまりの女性がタバコを吸っていたからだ。

女性の喫煙者が急に目立ちはじめた。1日から国民健康増進法施行規則の改定を受け、禁煙区域が拡大したために現れた新しい光景だ。これまでトイレなど人目につかない「物かげ」でタバコを吸ってきた女性たちが「公認」された喫煙場所に姿を現しているのだ。

デパートとファッションモールの周辺では女性喫煙者が一気に増えた。改定施行規則にのっとり、延べ面積3000㎡(908坪)以上のオフィス用ビルと2000㎡(605坪)以上の雑居ビルなどが禁煙区域に指定されたためだ。

ソウル中区東大門(チュウク・トンデムン)の商店街にあるファッションモールの関係者は「女性喫煙者がこんなに多いとは知らなかった。一部の場所では女性が集団でタバコを吸っている」と話した。

東大門商店街で女性喫煙者たちがよく足を運ぶところは「ハローabM」ファッションモールの裏と斗山(トゥサン)タワー前の屋外広場。とりわけ、ハローabMの裏は人通りが少ない上、20坪あまりの空間に喫煙者向けの10あまりの椅子まで用意されているため、女性喫煙者がもっとも多く集まる。

喫煙のたびに、いちいち外に出かけなければならない不便を強いられている女性たちは、一度に何本も立て続けに吸う。

ソウル江南区三城洞(サンスンドン)現代(ヒョンデ)デパート貿易センターのある関係者は「コエックスモール前の広場でも女性喫煙者が目に見えて増えてきた。禁煙区域の拡大が結局女性喫煙者を日陰から日向に引きずり出した格好だ」と述べた。



金晟圭 kimsk@donga.com