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「アカデミー賞、優雅に受けましょう」主管協会が不正防止強化へ

「アカデミー賞、優雅に受けましょう」主管協会が不正防止強化へ

Posted July. 07, 2003 21:53,   

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米アカデミー賞を主管する米国映画芸術科学協会が、本腰を入れて映画社の過度な広報戦の予防に乗り出した。同協会は、アカデミーの根強い弊害である映画社の広報とロビーを遮断するために、強力な規制策を打ち出した。

協会は、アカデミー賞の名誉や精神を汚す行為をした者に対しては、会員の資格を奪い、「指針(Guideline)」だった行動綱領を今年から「規定(Regulation)」に強化することにした。

新たな規制策によれば、リセプションと夕食など協会会員を招待するイベントと会員の評価を利用した映画広報が全面的に禁止される。昨年、「ギャングスオブニューヨーク」の製作会社のミラマックスは、協会会員であり、アカデミー監督賞を受賞しているロバート・ワイズが会員に送る推薦の言葉を各新聞に広告の形で掲載し、議論を巻き起こしたこともある。

会員資格の剥奪も強力な規制手段の1つ。これまで、不正を犯した会員や製作会社への制裁は、たかがアカデミー賞授賞式の参加権を奪うことだった。リチャード・カン前協会長は、「授賞式に行けないことを残念がる人は誰もいない。象徴的な意味を持つだけで、まったく実効性のない制裁だった」と述べた。

協会はまた、映画社による広報・ロビー期間を減らすために、04年度からアカデミー授賞式を2月末に開くことにした。これは、3月末に開かれる授賞式を控えて、映画社が会員を対象に大々的なロビーを行う弊害を予防するためのものだ。ニューヨークタイムズによると、この期間中に映画社が振り撤く広報費は100万〜1000万ドル(12〜120億ウォン)で、会員をパーティーに招待したり広報記念品を配るのに使われている。

フランク・ピアスン映画芸術科学協会長は、「アカデミー賞を控えて映画社が会員に振り撒くロビー資金が手の打つようがないほど膨れ上がっている。これは、賞の権威と信頼を深刻に傷つけている」と話した。



skkim@donga.com