Go to contents

[社説]与党代表を辞任して調査を受けるべき

[社説]与党代表を辞任して調査を受けるべき

Posted July. 10, 2003 22:23,   

한국어

与党民主党の鄭大哲(チョン・デチョル)代表が、ファッション・ショッピングモール、グッドモーニング・シティの尹彰烈(ユン・チァンヨル)代表から巨額の金銭を受け取っていた疑いで、近く検察に召喚されるという。調査結果によっては、逮捕状が請求される可能性もある。現政権与党の代表が検察に呼ばれて取り調べを受けるというだけでも、韓国政治史上、異例のことだ。さらに、彼が囚人服を着るようなことになれば、衝撃的な事件になるだろう。

国民は、一方では聖域のない検察権の行使を実感しながら、もう一方では政権与党の代表までが「黒い金」を受け取っていた汚い政治様相を嘆くだろう。政界の一角からは、きれいな金だけで政治をしてきた高潔な人が果たしてどれほどいるのかという同情論も出ているようだが、一般の見方は違う。

明るみに出た不正がその程度なら、明るみに出ていない不正はどれほどか。薄給のために自殺した検察捜査官もいるというのに、政治家は数億ウォンを何の考えもなく受け取るのかと疑問に思うのは当然だ。鄭代表の政治的地位から、現政権が声高に叫ぶ改革の実体に対して首をひねる人も少なくないだろう。

鄭代表は、大統領選挙の際の政治資金として受け取ったものだと説明したが、検察の発表どおり受け取った額が4億ウォンにもなるなら、後援金の法定限度をはるかに超える。当然、合法的な処理手続きを経ていない「後ろめたい金」が含まれているだろう。そこに請託まであったなら、賄賂ではないと言い逃れる余地は全くない。彼が当初、何の金か分かっていたかいないかは問題にならない。

鄭代表が受け取った金はどのような金なのか。ショッピング・モール分譲をエサにして集めた零細業者数千人の血と汗と涙の金ではないのか。彼が個人後援金の名目で受け取った6000万ウォンを遅ればせながら返すことにしたのも、本当に受け取ってはならない金を受け取ったと考えたためだろう。鄭代表は、検察に出頭する前に国民に謝罪し、代表から退くことが望ましい。それが国民に対する最小限の礼儀であり、党に対する政治的道理である。