グッドモーニング・シティー社のショッピングモール分譲不正事件を捜査しているソウル特捜2部(蔡東旭部長検事)は13日、同社代表の尹彰烈(ユン・チャンリョル、拘束)容疑者がカネを渡した政官界のリストと、その金額を記した「ロビーリスト」があるという情況をつかんで調べている。検察はこのリストが政官界ロビーの決定的な手がかりになるものとみて、リスト入手に全力を傾けている。
検察は最近、召喚して調べた前グッドモーニング・シティーの木浦(モクポ)支社役員であるカン氏が、このリストをコンピューターにファイルの形で保存していたという関連者の供述を確保し、カン氏を集中的に追及している。
尹容疑者の友人であり、ビジネスパートナーと知られたカン氏は事件の捜査が始まった直後に行方をくらましていたが、最近検察の召喚に応じて捜査を調べを受けていることが分かった。
また、検察は同リストとは別途に、尹容疑者が個人的に作成した「政官界へのロビーリスト」を保管したという情況と、供述を確保して調べているという。
一方、検察はソウル市議会議員たちの集まりである「ソウル市議員政治会」事務総長の金寅東(キム・インドン、68)氏が、ソウル市にグッドモーニング・シティー事業の認許可を得るために請託をした見返りに、尹容疑者から巨額を受け取った疑いを確認して、金氏に対してこの日午後、拘束礼状を請求した。
金氏は80年代、官選ソウル市の内務局長、冠岳区(クァンアクク)区庁長を勤めており、ソウル市オリンピック準備団長、企画管理室長を経た後、91年にソウル市議会議員に当選された。
検察は、金氏が95〜97年に与党と野党を渡りながら総裁補佐役、地区党委員長、総裁秘書室長、大統領候補特別補佐役などを勤めたを考えれば、政治家たちを相手に幅広くロビー活動をした可能性も有り得るとみている。
李明鍵 gun43@donga.com jefflee@donga.com