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SKテレコム、強引なPDA加入者確保で物議

SKテレコム、強引なPDA加入者確保で物議

Posted July. 17, 2003 21:51,   

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SKテレコムが無線インターネット・コンテンツを納品する中小企業に、自社が提供する無線インターネット・サービスの加入者を確保することを強要したことが明らかになり、物議をもたらしている。

とくに、この中小企業は、社員とその家族の個人情報を無断で盗用し、1人当り最高10回線ずつ約3000回線のサービスに加入し、後でこの事実を知った社員と家族が集団で反発している。

▲無理な加入者確保〓17日、SKテレコムやモバイル・ウエルカムなどによれば、SKテレコムは、昨年1月、個人携帯端末機(PDA)コンテンツ開発業者のモバイル・ウエルカムとコンテンツ開発及び納品契約を結ぶ条件で、自社の無線インターネットサービスの加入者を3000人以上確保することを求めた。

PDAに組み込む会員情報管理プログラムを開発したモバイル・ウエルカムは、SKテレコムと取引関係を維持するために、同社の社員や関係会社の社員、その家族ら、約400人の名義を盗用して、SKテレコムの無線インターネットサービスの会員に加入させた。この過程で、SKテレコムの一部代理店は、1人当り4本が限度の加入回線の限度を10本に増やし、加入者から印鑑証明や委任状を受けないまま、会員加入の受け付けをもらっていたことが確認された。

▲個人情報の無断流出と盗用〓モバイル・ウエルカムのチョン代表(33)は、社員と家族の個人情報だけでなく、関係会社の「ニューティーチング」と自分の父親が会長を務めている韓国フレーベルなど、ほかの会社まで動員して1人当たり最大10回線に加入する方法で、3000回線のSKテレコムサービスに加入した。一部社員は、自分も知らないうちに自分と家族の名義で100回線に加入していたケースまであるほど。

チョン氏は料金請求書を直接管理しており、無線インターネットサービスの基本料として毎月8000万ウォン余りを支出していたことが分かった。同氏は事件が浮き彫りになると、先週海外出張の名目で出国したことが確認された。これについて、韓国フレーベル関係者は、「社員に金銭的が被害が及んだことはなく、順次、契約の解約をしている」と釈明した。

SKテレコム側は、「公開競争の方式で開発業者を選定しているため、加入者確保を強要することは不可能だ。モバイル・ウエルカムに加入者確保を強要したことはない」と主張した。

一方、公正取引委の電子取引保護課と競争促進課の関係者は、「独占的な優越地位を利用して直接的な営業内容と関係のない行為を契約条件に押し付けることは、不当行為の余地がある。正確な判断のためには、契約当時の状況について綿密に調べる必要がある」と述べた。

◆PDAサービスとは〓音声通話と文字メッセージがメインの「第2世代」携帯電話に続く第3世代移動通信サービス。スマートホン、PDAなどの端末機で電話はもちろん個人情報管理、電子メール送受信、文書作成などができる。PDAは、昨年国内で20万台が売られており、今年は昨年より2倍以上増えた40〜50万台が売られる見通しだ。現在はSKテレコムがトップの座を占めており、KTとLGテレコムがしのぎを削っている。



jaykim@donga.com