与党民主党は、昨年9月30日の大統領選挙対策委発足後、12月19日の大統領選挙日までに、合わせて約402億5000万ウォンの大統領選資金を集め、このうち約361億4000万ウォンを支出していたことを明らかにした。
民主党の李相洙(イ・サンス)事務総長は23日、記者会見し「この期間中、選挙前の国庫補助金123億9978万8000ウォン、選挙後の国庫補填金133億4157万8000ウォン、後援金145億1261万2000ウォンなど、合わせて402億5397万8000ウォンが収入に集計された」と明らかにした。
李総長は、後援金の明細について、いわゆる「国民募金」は約50億7000万ウォンで、このうち「希望のブタ貯金箱」で7億6000万ウォンを集めたが、送金や募金経費を除いた純収入は、4億3700万ウォンだと発表した。
李総長は、「残りの法人及び個人からの後援金98億5200万ウォンのうち、100万ウォン以上は156件で71億7300万ウォンだ」とし「このうち後援金の上限ラインである2億ウォンは16件、1億〜2億ウォン未満は23件だった」と説明した。しかし民主党は、個人や法人後援者の名前は公開しなかった。
李総長の公表した内容は、鄭大哲(チョン・デチョル)代表の「企業後援金200億ウォン募金」発言と相当な差があるうえ、「帳簿外の収入」かどうかを確認する方法がなく、議論が予想される。
李総長はまた、大統領選挙資金の支出明細について、「選挙費用280億877万7000ウォン、政党活動費81億3761万4000ウォンなど、合わせて361億4639万2000ウォンを支出した」とし、「41億758万6000ウォンが残ったが、これは今年の1月以降、党本部の経常費及び政党活動費として支出した」と説明した。
李総長はさらに、「政治資金の公開を機に、与野党の合意で政治資金法を改正し、大統領選資金、特に後援金の明細が正確に公開され、責任ある機関の検証を受けるようにすることが望ましい」と語った。
しかし野党ハンナラ党の朴振(パク・ジン)スポークスマンは論評で、「民主党の大統領選資金の公開は、虚偽申告を『整形手術』したもので、結局数字合わせに過ぎない」とし、公開内容が従来の民主党の説明と食い違うことに対する説明を求めた。朴柱千(パク・チュチョン)事務総長は、「わが党は、すでに選管に届けたものから加えたり引いたりしていない」として、公開を拒否した。
民主党の大統領選資金公開について、大統領府の尹太瀛(ユン・テヨン)報道官は、「盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は、与野党がともに公開するのがいいという立場に変わりないが、民主党の発表は、それなりに評価できることだと考えている」とし「意味のある進展だと思う」と語った。
朴成遠 金正勳 swpark@donga.com jnghn@donga.com