勃起不全治療剤をめぐる販売戦が始まった。
食品医薬品安全庁は29日、一度服用すれば2〜3日発起效果のある「スーパーバイアグラ」であるシアリスの輸入を許可した。また8月中に、服用15分で勃起になるレビトラも許可を受ける見込みだ。
「萎れた男性」たちは選択肢の幅が広くなった一方、各製薬会社は生き残りをかけた競争に入った。各製薬会社はそれぞれ自社薬の長所と他社薬の短所を積極的に広報している。
リリーはシアルリスは2〜3日效果が持続するが、GSKとバイエルが共同販売するレビトラは視野の曇る副作用があることを積極的に知らせている。一方、「レビトラ陣営」は自社の薬が服用15分で效果が出るのに対し、シアリスは筋肉痛などの副作用があるという点をアピールしている。
これまでバイアグラで市場を独占してきた米国のファイザー社は男性の90%が心に決めてから1〜3時間内に性行為をするため、早く效果が出る必要も、長く持続する必要もないというアンケート調査の結果を医師たちに提供した。
各製薬会社は訴訟戦まで繰り広げている。ファイザー社は去年10月、ライバル社が特許権を侵害したとして米裁判所に訴訟を申し立てた。3つの薬すべて成分は少し違うが、勃起を抑制する「PDF−5」という酵素の働きを妨げる点では同じ原理の薬だ。
3社がそれぞれ異なる販売戦略を駆使しているという点も興味深い。
レビトラ陣営は処方権のある医師たちを先に確報しようという戦略だ。去年から約10回の学術大会を開催して、外国の専門家たちを相次いで招待している。
一方、リリー側は患者たちにまず知らせて口コミ戦略に出るという計画だ。記者たちが嫌がるほど広報資料を配っている。
ファイザー社は内心緊張していながらも、ライバル社が発売を開始すれば現在400億ウォン規模の勃起不全治療剤の市場が大きくなることに期待をかけている。
李成柱 李眞漢 stein33@donga.com likeday@donga.com