大統領民情首席秘書官室は１日、梁吉承（ヤン・ギルスン）大統領第１付属室長が接待を受けた問題と関連し、全面的な再調査に着手した。
大統領府は独自の調査結果によって強制調査が必要かどうか、犯罪を裏付けるような手がかりが見つかった時には、検察などの捜査機関に捜査を依頼する案も検討している。
民情首席室は３つの項目を重点的に取り調べることにした。まず、梁室長が６月２８日に忠清北道清州市（チュンチョンプクド・チョンジュシ）のＫナイトクラブで接待を受けるようになった経緯と、接待の場に同席した人物が誰なのか、飲み会の席で何があったのかについて梁室長と関係者たちを相手に調査に乗り出した。
また、民情首席室は当時梁室長の跡を隠しカメラで撮影した人が誰であり、どいいう経緯で先月初めにＳＢＳに渡されたのかについても調べることにした。その過程で悪意があったかどうかについて、徹底的に調べる方針だ。
これとともに、この事件が先月３１日付の韓国（ハングク）日報が報じた一連の経緯についても、事実関係の確認作業を行っている。
文喜相（ムン・ヒサン）大統領秘書室長はこの日記者団に対して、ビデオテープが公開された経緯について「それは大統領府が（解明）すべきことではなく、検察ですべきことだ」と述べ、必要によっては検察などに捜査を依頼する可能性もあることをほのめかした。
一方、梁室長は大統領府の調査で「当時、民主党忠清北道支部のオ・ウォンベ副支部長に『飲み代は私が払うから、遠慮せず来てください』と何回も誘われ、断わることができずに飲み会に行くことになった」と話しているという。
大統領府関係者は「梁室長が清州市を訪問する際、盧武鉉（ノ・ムヒョン）大統領はもちろん、文室長などに事前に何ら報告もしなかったことが確認された。梁室長は個人レベルで行ったと話している」と伝えた。
金正勳 jnghn@donga.com
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