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現代グループの鄭夢憲会長が投身自殺

Posted August. 04, 2003 19:42,   

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鄭夢憲(チョン・モンホン)現代峨山(ヒョンデアサン)役員会議長が4日未明、ソウル桂洞(ケドン)の現代本社社屋から飛び降り自殺した。

鄭会長は3日午後11時30分ころ、執務室に入ったあと、4日午前5時ころ、桂洞社屋の裏にある花壇に遺体で見つかった。

社屋の12階にある鄭会長の執務室では遺書が見つかった。遺書のうち一通は、金潤圭(キム・ユンギュ)現代峨山社長宛てに書いたもので、対北朝鮮事業を引き続き進めてほしいという内容となっている。もう一通は、家族宛てに書いたもので、自身の遺灰を金剛山(クムガンサン)に撒いてほしい書かれていた。

鄭会長の死体は4日午前8時ころ、現代峨山中央病人に運ばれた。

桂洞社屋には、鄭夢九(チョン・モング)現代自動車会長らが駆けつけ、遺体が収拾される終始を見守ったあと、遺体が運ばれた現代峨山病院に同行した。

現代商船の登記取締役に登載されている鄭会長は、北朝鮮の開城(ケソン)工業団地事業と金剛山観光事業を主導していた。鄭会長が直接経営を担当している現代峨山は、今年に入って金剛山観光にあてられるはずだった政府支援金199億ウォンが野党の反対でもらえず深刻な赤字経営に苦しんでいた。

鄭会長は対北朝鮮秘密送金事件で起訴去れ公判中だったが、元文化観光部長官の朴智恵(パク・チウォン)被告に渡したとされる150億ウォンの秘密資金事件でも検察の調べを受けていた。

鄭会長は、2000年に鄭夢九・現代自動車会長と経営権をめぐって対立していたが、その後グループが資金繰りで行き詰まりをみせながら没落していった。現代グループの主力企業である現代建設、現代電子(現ハイニックス)、現代証券などが相次いで系列から分離された。

次は鄭会長の遺書の内容。

◆金潤圭社長宛ての遺書〓名誉会長(故鄭周永氏)にとってあなたは誰よりも真の息子でした。あなたが(故鄭周永)会長に仕えていたとき、(故鄭周永)名誉会長が望んでいたとおり、すべての対北朝鮮事業を積極的に進めてください。

あなた、あまり頻繁にウインクする癖は直したほうがいいですよ。

愚かな人間はおろかな行動をしてしまいました。

愚かな行動をする私を、皆さんは許してください。

◆夫人宛ての遺書〓○○ちゃんのママ、すべては私の過ちです。あなたに全部を残してしまいましたね。

○○、△△、◇◇がパパのことを許してくれることを願います。愚かなパパを許してもらいたい。私の遺灰を金剛山に撒いてください。

○○よ、きょうのお前はずっときれいになっていたな。私のために、お前の生活が…愛してるよ。

△△、お前を見るたびに、大人になっていくのが伝わってくる。力強く元気で生きるんだ。

◇◇よ、お前とたくさん愛し合うことができなかったのが悔しく思える。

○○、△△、◇◇、お母さんをよく支えて生きてくれ。