米国と北大西洋条約機構(NATO)の国際問題への介入が増えたことで、ロシアの国家利益と安全が深刻な危機にさらされている。ロシアは核抑止力の強化を通じて難局を突破しようとしている。
核打撃能力の向上のため、トプル−M多弾頭大陸間弾道ミサイルの配備を増やしている。10年をめどにこのミサイルは100基まで増強されるとみられる。米国のMD計画は、弾道ミサイルを7〜10基しか迎撃できないだけに、MD網の無力化を狙っている。さらに、10年までに新型戦略核ミサイル潜水艦12隻を建造する計画だ。また、核防御能力もアップされた。01年、1万3000人の迅速対応の戦略核ミサイル部隊が創設された。
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