Go to contents

インドネシアでさらなるテロ発生の警報

Posted August. 07, 2003 21:36,   

한국어

インドネシア・ジャカルタの米国系ホテル(JWマリオット)に対する爆弾テロ事件以来、追加テロへの警告が相次いでいる。

AFP通信などの外電はテロ専門家の話として、今回のマリオットホテルの爆弾テロと去年のバリ島テロ事件の黒幕と推定されるイスラム過激団体「ジェマー・イスラミア(JI)」が追加のテロ事件を起こす可能性があると7日、警告した。

テロ専門家は「インドネシアではJIの組織員になることは犯罪ではない。警察がJIの組織員を検挙することは難しい」と指摘した。

インドネシア警察は同日、豪州マスコミとの会見で、JIが使用する暗号として「自爆テロを仕掛けたい」というeメールを書いた「アスマル」という人を、爆弾を仕掛けたバンの運転手と推定し、アスマルの家族DNAと運転手の遺体のDNAを照合する作業を行なっていると述べた。

これに先立って、豪州のダウナー外相もバリ島テロ事件の中核容疑者であるアムロジ被告の判決日(7日)とインドネシアの独立記念日(17日)などに合わせて、新たなテロ事件が起こる可能性があると警告した。

米国土安保省は6日、ニューヨークの旅客船運行会社に対し、テロ警報を発動した。米国土安保部はテロ犯人がここ数ヵ月間、米国沿岸の旅客船を調査した可能性があるとして、不審な人物や主人のないカバンなど、「不審なもの」を見つけたら、ただちに海岸警備隊に届けるよう呼びかけた。

9月11日の同時多発テロ以降も、取り立ててセキュリティ施設を整備していなかった米ホテル業界も5日、インドネシア・ジャカルタのマリオットホテル爆弾テロ事件以来、大々的な対策づくりに乗り出した。

同日付のUSAトゥディは、米ホテル業界が海外宿泊客を保護するため、武装警備員の配置やコンクリート防御物の設置、金属探知とセキュリティ検索台の設置など、多角的な対策を設けていると伝えた。

米国系ホテルに対するテロ攻撃は02年5月、パキスタン・カラチ所在のシェラトンホテルの外郭で発生した自爆テロを皮切りに、今回までに3回起きているが、まだ米国内では発生していない。



朴來正 ecopark@donga.com