「今年3月、韓国代表チームを引き受けた後、サッカー協会から50人の選手リストを受けて44人の選手たちを起用してみた。すでに選手たちに対する分析は終わった。確かに使える選手はいる」。
12日、ソウル新門路(シンムンロ)サッカー会館の会議室。この6月アルゼンチンとの評価戦後、長いオフを過ごした韓国サッカー代表チームのコエーリョ監督(53、写真)が、監督に就任してから行った試合、国内選手たちに対する評価、下半期代表チームの運営構想を明らかにした。
これまで、5回の国際Aマッチを行ったコエーリョ監督がこの日、一番悔しさを吐露した部分は練習時間の不足だった。コエーリョ監督は「5試合を行うために選手たちを集めたのがたった22日だった。新しいフォーメーションを適用する場合、多くの時間と練習が必要だ。これから時間さえあれば、期待できる結果をあげることができるだろう」と語った。
コエーリョ監督は「9月から始まる04アジアンカップ地域予選のための代表チームは海外選手たちを除いて、国内選手を中心に構成する」と話した。
また、コエーリョ監督は「韓国選手たちが4−2−3−1フォーメーションをよく理解しており、このフォーメーションで守備が強まることを感じた」とし、6月のアルゼンチンとの評価戦で「3−4−3」フォーメーションを適用したように、これからも特定フォーメーションにこだわらず、相手チームによって流動的に運営する計画であることを明らかにした。
コエーリョ監督が下半期に代表チームの訓練過程で重点を置くところは次の6つ。リズムとタイミング、空間に対する活用と空間創造、仕上げ作業、戦略的なマインド、組織力の強化、精神力などだ。これと関連して、コエーリョ監督は「韓国選手たちは相手チームのゴールが入れば理性を失う。ばん回することをあまり考えない。これからこうした状況を乗り越えるように選手たちをトレーニングする考えだ」と話した。
金尙浩 hyangsan@donga.com