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[社説]北朝鮮の核と韓米関係に光復の光を

[社説]北朝鮮の核と韓米関係に光復の光を

Posted August. 14, 2003 22:10,   

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光復節(クァンボクチョル、日本の植民支配から開放された日)58周年を迎える。国民すべてが国を奪われた辛さと取り戻した歓喜を思い、先祖に恥ずかしくない国家を作ることを約束する日が今日だ。光復節をしっかりと記念するなら、国内外の現実に対する冷徹な診断も忘れてはならない。

韓国が直面した課題の中で、北朝鮮の核問題や韓米関係は、光復節の朝、国民みながその対策を考えなければならない重大な懸案である。北朝鮮の核は、韓半島周辺の4ヵ国が介入した国際問題となった。龍山(ヨンサン)基地の移転、米第2師団の移動配置など、安保環境を根本的に変える台風を前にした時点での韓米関係は、いつになく重要だ。2つの懸案の対策によって、国民が運命の開拓者になるのか、外国に押されて再び歴史の従属変数になるのかが分かれる。

北朝鮮の核問題解決に向けた多国間協議が実施されるのは幸いだ。しかし6ヵ国間の調整が十分でないなら、27日から開かれる6者協議は「六人六色」になる恐れがある。特に北朝鮮の強硬姿勢は展望を曇らせる。北朝鮮は「不可侵条約締結と米国の敵視政策の転換が唯一の解決策」と線を引き、「米国が変わらない限り、6者協議が危うくなる恐れもある」と脅かした。米国と北朝鮮が譲歩しない限り、衝突は避けられない。

対策は6者の衆論がどちらに集められるのかにかかっている。韓米日の協力、中国・ロシアとの調整が決定的な変数になるのだ。韓米間の北朝鮮核に対する協力は、米軍の再配置にも影響を及ぼす。

いま必要なことは、国論結集である。世論が割れれば、政府が堂々と対応することができない。北朝鮮の同胞に対する同情も必要だが、核を容認しないという断固たる意志が優先されなければならない。国論の分裂は、北朝鮮の誤った判断を呼ぶだけだ。韓米関係に不必要な傷を与える行動も慎まなければならない。先祖に恥ずかしくない子孫になるには、安全で平和な国を作るための意志とともに、それにふさわしい姿勢を見せなければならない。