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高校のNEIS導入、全教組教師の入力拒否で混乱

高校のNEIS導入、全教組教師の入力拒否で混乱

Posted August. 20, 2003 21:47,   

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▲右往左往する高校〓NEIS(教育行政情報システム)に反対する全国教職員労働組合(全教組)の教師らが、学生簿のNEIS入力を拒否しており、学生簿入力の方式を決めることができない高校が少なくない。

ソウルK高校は、3年担任14人のうち10人が、NEIS認証を拒否している。同学校の情報部長である金某教師は「3年生の成績処理をどのようなやり方にするか決めることができない」と話し「随時募集は学校別のサーバーを利用する学校総合情報管理システム(CS)で願書を作成すればいいが、定時募集で大学がNEISの成績資料のみを受付けるとすれば大変だ」と不安を示した。

ソウルY女子高校は、NEISを採択すると決定したが、全教組所属の3年生担任の教師3人がNEIS認証を拒否しているうえ、他の教師は入力方法に慣れておらず、教務部長がすべての学生の成績資料を作成しなければならない状況だ。

ソウルW高校とD高校では、学校側がNEISを採択することにしたものの、全教組の教師らの反発で決定が保留となった。

教育部が先月、全国7953の小・中・高校を調査した結果、NEIS採択を決めた学校は4688校(59%)で、△決定保留1786校(22.4%)△手記909校(11.4%)△CS415校(5.2%)の順だった。

▲悩む大学〓梨花(イファ)女子大学は、今年2学期の随時募集で、NEISやCSによる願書は受付けるが、手記資料は受付けないことにした。

梨花女子大学のソン・テジェ入学処長は「手記資料は信頼性に問題があり、一つ一つ高校に確認していると、選考日程を守ることが難しい」と語った。

大半の大学は、いったんどの形式であれすべての学生簿を受け付けはするが、高校で手記の学生簿の真偽の責任を負わなければならないという立場だ。

これと関連して、ソウル京仁(キョンイン)地域の大学入学関連処長協議会は、今月末に会議を開き、この問題を本格的に協議する予定だ。

▲定時はもっと混乱〓定時募集では、高校が受験生の学生簿記録をCD−ROMに入力し大学に提出しなければならないが、NEISとCSは学校と科目を区分するコードが異なり、大きな混乱が予想される。

特に手記に固執する高校は、学生が学生簿の成績と受賞記録などを出力して大学に提出しなければならないため手間がかかり、大学も真偽を明らかにするには、莫大な時間と人力を投じなければならない。

成均館(ソンギュングァン)大学のファン・デジュン入学処長は「教育部が、高校別の事情に応じて学生簿の入力方式を選択するというやり方のため、一貫した指針を出せずにいる」とし「定時募集の募集人員が多く、選考日程に余裕がないため、大きな困難をきたすおそれがある」と語った。

教育部の担当者は、これについて「2学期が始まれば実態を再度把握して、対策を立てる方針だ」と話した。



洪性哲 孫曉林 sungchul@donga.com aryssong@donga.com