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最高検監察部「幹部検事の不当な捜査関与はなかった」

最高検監察部「幹部検事の不当な捜査関与はなかった」

Posted August. 21, 2003 21:53,   

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忠清北道清州市(チュンチョンプクト、チョンジュシ)のKナイトクラブのオーナー李ウォンホ容疑者(拘束)庇護疑惑を監察調査中の最高検察庁監察部(柳聖秀検事長)は、清州地検の幹部が李容疑者を庇護したという疑惑を裏付けるだけの資料や情況がないという結論を下したと、21日発表した。

▲最高検の発表〓検察は、隠しカメラ撮影に介入した容疑を受けている金度勳(キム・ドフン)前清州地検検事が捜査した李容疑者の風俗斡旋及び脱税事件に対して、部長検事が不当な指示や関与をしたと判断する根拠がないと明らかにした。

特別監察チームを指揮した柳検事長は、「金前検事が、具体的な根拠や資料なしに、漠然としたうわさや信憑性に欠ける情報を確認しないまま、疑惑を提起したものと判断される」と述べた。

特別監査チームは、金前検事が、李容疑者の殺人教唆疑惑の捜査途中、部長検事が「記録はそのままにしておけ」と指示したと主張したが、部長検事の指摘が不当な関与だと見ることは難しいと説明した。

特別監査チームはまた、金前検事が6億ウォンを脱税した李容疑者の容疑をつかんだことに対して、部長検事が捜査自制を要請したと主張したが、部長検事が捜査に対して助言したものであることが明らかになったとつけ加えた。

▲庇護疑惑の究明要求〓一方、清州地検によって拘束令状が請求された金前検事に対する逮捕状実質審査が、21日午後、清州地裁1号法廷で開かれた。

清州地裁の姜翰承(カン・ハンスン)判事の審理で開かれた審査で、金前検事の弁護側は、「金前検事が隠しカメラの撮影及び流布、朴容疑者(44、女、拘束)からわいろを受け取った容疑などについて全面的に否認した」と述べた。

金前検事側は同日、約30人の弁護団を構成し、清州地裁に選任届を提出した。

一方、同事件と関連して、「検察内の庇護勢力」究明に向けた特別検事制導入の要求が相次いでいる。

民主労働党の忠北道支部は同日午前、清州地検の前で記者会見を開き、「隠しカメラ事件の本質は、供応接待と捜査もみ消しの請託」として、「検察内の庇護勢力と収賄があったかなどについての真相究明に向けた特検制を直ちに導入してほしい」と求めた。

腐敗追放運動本部の李文玉(イ・ムンオク)本部長も清州地検を訪れ、「同事件の核心は、李容疑者庇護勢力と、梁吉承(ヤン・ギルスン)前大統領第1付属室長の収賄疑惑を究明することだ」とし「特検制を通じて、事件の真相を突き止めなければならない」と主張した。