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今年前半、前期比で2期連続マイナス成長

今年前半、前期比で2期連続マイナス成長

Posted August. 22, 2003 21:36,   

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今年第2四半期(4〜6月)経済成長率が、四半期ベースで4年6ヵ月ぶりに一番低い1.9%にとどまった。

また、第1四半期(1〜3月)と比べた成長率は−0.7%で、5年ぶりに初めて2期続けてマイナス成長になるなど、韓国経済が深刻な不振に陥っていることがわかった。

中央銀行の韓国銀行は22日、民間消費と設備投資が大きく減少したうえ、建設と輸出部門の伸び率も鈍化しており、第2四半期の実質国内総生産(GDP)が昨年同期比1.9%増に暫定集計されたと発表した。

このような成長率は通貨危機のあおりを受けていた1998年第4四半期(10〜12月)の−5.9%以来最低のものだ。

ことに、季節変動要因を除いた実質GDPは第2四半期に前期比0.7%減少し、第1四半期(−0.4%)に続いた減少となった。

前期比経済成長率が2期連続でマイナスになったのは、通貨危機直後だった98年の第1四半期(−7.1%)と第2四半期(−1.6%)以来初めてだ。

趙成種(チョ・ソンジョン)韓国銀行経済統計局長は「個人負債問題などで、国民が消費を大幅に切り詰めた上、労使紛糾とSARS(重症急性呼吸器症候群)の影響が重なり、成長率が大きく低下した。消費は回復の見込みはないが、輸出の伸び率が高まっているため、第3四半期(7〜9月)の成長率はこれよりは改善するだろう」と展望した。

第2四半期の民間消費は耐久財などに対する消費支出が大きく減少したうえ、サービスに対する消費も冷え込み、昨年同期比2.2%減となった。民間消費が減っているのは、98年第4四半期(−9.2%)以来初めてだ。

また、設備投資も01年第4四半期(−2.2%)以来はじめて0.8%減少した。

一方、国民の購買力を表す実質国内総所得(GDP)は、輸出品の価格が輸入品の価格より大きく低下したため、昨年同期比0.2%増にとどまった。また、第1・四半期に比べてかえって2.0%減少した。



朴重鍱 sanjuck@donga.com