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「超高層マンション」建設ブーム、企業のPRが狙い?

「超高層マンション」建設ブーム、企業のPRが狙い?

Posted August. 28, 2003 18:11,   

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最近、40階を超える超高層マンションが相次いで建設されている。

現在、韓国で入居を終わらせたか、入居中の超高層マンションだけでも大林(テリム)産業の 「道谷洞(トゴクドン)アークロビル」(99年12月)を含めて計5ヵ所だ。

さらに、現代(ヒョンデ)建設の「瑞草(ソチョ)スーパービル」(03年10月入居予定)と錦湖(クムホ)建設の「リチェンシア」(03年11月)が年内に入居を始める。また、三星(サムスン)物産建設部門(三星建設)の「タワーパレスⅢ」(04年5月)、現代産業開発の「三成洞(サムソンドン)アイパーク」(04年5月)も来年相次いで入居者を迎える予定だ。

最近、分譲したマンションも40階を越えるか、それに近い超高層ビルが相次いでいる。現代建設は昨年末と今年初めに「木洞(モクドン)ハイペリーオンⅡ」(403世帯)と「釜山海雲臺(プサン・ヘウンデ)のハイペリーオン」(112世帯)を分譲した。すべて地上40階を超える。大宇(テウ)建設が今年4月に釜山海雲台区で分譲した「トランプワールドセントム」(564世帯)も37階で40階に迫る。

▲どうして超高層マンションか〓何より各建設会社が技術水準を誇示しようという欲求が主な原因だ。

事業を推進した建設会社は現代建設、三星建設、大宇建設、大林産業、錦湖建設、ロッテ建設など韓国で大手会社だ。施工能力を誇る一方、地域のシンボル建築物(ランドマーク)を建設することで恒久的に広報物として利用しようという目的だ。

ソウル、釜山など大都市の慢性的な問題である宅地不足を解消することができる解決策に超高層マンションが頭をもたげたことも人気をあおった。さらに快適な住居環境と良い見晴らしなどに対する需要が高まっていることも影響を及ぼした。

漢陽(ハンヤン)大学建築学部の申成雨(シン・ソンウ)教授は「米国や日本など先進国の例を見れば、韓国でもこれから10年以内に大都市では超高層マンションが現在より増えるだろう」と話した。

▲表向きだけ超高層〓現在、建設されている超高層マンションは色々と補完すべき問題点を抱えている。まず避難施設が非常に不足している。

ソハン建築の朴チャンギュ理事は「先進国では超高層建築物には必ず20〜25階ごとに待避階を設置するようになっている。韓国では各建設会社が関連規定がないことを理由にこれを設置していないため、火事が発生した場合大惨事が憂慮される」と話した。

30階以下の建築物を基準に作られた排煙設備や雷、稲妻などを避けることができる避雷施設の設置基準も1日も早く補完すべき課題だ。

高い分譲価格も問題だ。大部分の商業地域など「場所のいい所」に位置していることだけで、分譲価格を度を越して高く策定したという批判を受けている。



黃在成 jsonhng@donga.com