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北朝鮮「韓国政府の謝罪なければ残り試合不参加」 大邱U大会

北朝鮮「韓国政府の謝罪なければ残り試合不参加」 大邱U大会

Posted August. 28, 2003 18:22,   

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大邱(テグ)ユニバーシアード大会に出場している北朝鮮選手団が、韓国保守団体のデモが再発したとし、韓国政府当局が正式謝罪と主謀者への処罰などの措置を取らない場合、これ以上大会に参加するのはむずかしいとの立場を表明した。

北朝鮮選手団のチョン・グクマン総団長は26日午後、大邱ユニバ大会メディアセンター(UMC)の5階で記者会見し、保守団体のデモが再び起きており、北朝鮮応援団の宿舎には不純な分子らが侵入していると、主張した後「諸事態と関連し△責任のある韓国政府当局の公式謝罪と主謀者の処罰△身元安全の保障△再発防止——などが実現されなければ、北朝鮮選手団、応援団が大会にこれ以上参加するのは困難だということを、もう一度明言する」と話した。

チョン総団長は、韓国側の右翼保守分子らが24日、北朝鮮側を冒とくし、最高首脳部を誹謗(ひぼう)する、深刻な事態があったことに続いて、同午前には大邱ワールドカップ(W杯)競技場の補助訓練場付近で、訓練中の北朝鮮マラソン選手らに、放送用の車両まで動員し、誹謗する事件があった。韓国側警察はこれを放置したが、北朝鮮側が抗議してはじめて、阻止に出たと主張した。

同総団長は続いて「応援団が泊まっている大邱銀行研修院では、不純な分子らが部屋に侵入し、個人の所持品を調べたり、女性を冷やかす不純な文、金銭、花札などを、トランクとベッドのなかに入れておくなどの事件があった」とし「そのため、女性応援団が精神的に衝撃を受けて、休息も取れずにおり、応援にも行けなくなった」と付け加えた。

一方、北朝鮮の女子柔道63キロ級のジ・ギョンソンはこの日、大邱ケミョン大学修練館で行われた試合に、予定通り出場した。

しかし、北朝鮮応援団は同午後に予定されていた北朝鮮女子サッカーチームのメキシコ戦と北朝鮮男子バレーボールチームの米国戦への応援を、それぞれ突然取消した。

こうした北朝鮮選手団の動きについて、同大会のパク・サンハ組織委員会執行委員長は「北朝鮮側の主張の中には、現実性に欠けている部分がある。現時点で、北朝鮮が選手団を撤退させるのはむずかしいだろう」と話した。



kjs0123@donga.com