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スタンドに帰ってきた北朝鮮女性応援団 大邱U大会

スタンドに帰ってきた北朝鮮女性応援団 大邱U大会

Posted August. 28, 2003 21:43,   

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「同胞の皆様、兄弟の皆様、お会いできて嬉しいです」

28日、大邱(テグ)啓明文化(ケミョン・ムンファ)大学の修練館。25日午前頭流(トゥリュ)水泳場での応援を最後に、宿舎の大邱銀行研修院に閉じこもっていた北朝鮮の女性応援団が3日ぶりに再び姿を現した。同日午前、柔道競技場を訪ねた北朝鮮応援団は150人余り。

観衆席に腰を据えた応援団は、吹奏楽団の演奏に合わせて「ふるさとの春」を皮切りに10月、釜山(プサン)アジア大会以後、北側応援団の最高のヒット曲になった「バンガプスムニダ(お会いできて嬉しいです)」を熱唱した。歌が終わると、拍手と歓呼が競技場にこだまし、その熱気は直ちに南北共同応援につながった。

女子41kg級でチェ・オクザ(龍仁大学)が初盤中国のリンジンにリードされると、北朝鮮応援団は「チェ・オクザ、頑張れ」と応援し、チェ・オクザが試合終了直前、内またを決めて勝利すると、席から立ち上がって歓呼するなど同胞愛を誇示した。

北朝鮮応援団があまりにも熱心に応援したせいで、国際大学スポーツ連盟(FISU)側の試合監督官が「応援の音のため選手が審判の指示を聞き取れない」とし、試合を一時中断させたほど。

小学生の2人の娘と一緒に競技場を訪れた朴ミオク(35・大邱逹西区新塘洞)さんは、「北朝鮮の選手がプレーしていれば、自分の家族のように感じられて興奮して応援した。北朝鮮の応援団は画一的な気もするが、南北がともに応援するのは良かった」と話した。

北朝鮮応援団は午後4時、大邱市民運動場で合流し、北朝鮮と台湾の女子サッカー準決勝戦を応援した。