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元大統領府幹部接待の李氏、大統領選前に50億ウォンを現金化

元大統領府幹部接待の李氏、大統領選前に50億ウォンを現金化

Posted August. 28, 2003 21:42,   

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梁吉承(ヤン・ギルスン)前大統領第1付属室長に飲酒接待を提供した忠清北道清州市(チュンチョンプクド・チョンジュシ)Kナイトクラブオーナーの李ウォンホ氏(50、拘束)関連口座から、去年10、11月に50億ウォン余りの巨額が現金で集中的に引き出されていたことが28日確認された。

また、梁前室長の二度の清州訪問(4月17日と6月28日)直前の4月11日と6月27日にも、李氏の妻と周りの人の口座からそれぞれ3億1900万ウォンと3億4000万ウォンの現金が引き出されていたことが明らかになった。

特に、李氏の暴力の疑いに対する検察の内査が事実上中断された直後の先月10日と11日にも、同じ口座から3億9500万ウォンと2億7000万ウォンの現金が引き出され、資金の使途に関心が集まっている。

忠清北道警察庁は、金度勳(キム・ドフン、拘束)前検事の指揮を受けて、李氏の脱税や風俗行為防止法の違反事件を捜査する過程で、6、7月に李氏の関連口座に対する広範囲な口座追跡を通じてこうした事実を明らかにし、13日に関連記録を検察に渡したことが確認された。

これによって、検察は資金の一部が政治資金に提供されたのか、梁前室長に捜査揉み消し用として渡されたのか、さらに他の用途で使われたのかなどを集中的に調べているという。

口座追跡の結果によると、李氏の関連口座から去年9月から今年の7月まで億台以上の巨額の金が随時に現金で出金されていたことが分かった。したがって合法的かつ透明な取引関係に使われた場合、こうした巨額を現金で引き出す必要があったのかについて疑問が提起されている。

特に、李氏は妻の名義で去年10月11日 にK銀行から38億ウォンの貸し出しを受けた。捜査関係者は「7月初め、K銀行の貸し出し担当者を取り調べた結果、Kナイトクラブ建築費の名目で担保を取って38億ウォンを貸したという陳述を受けた」ことを明らかにした。

ところで、この金はこの日だけで19億ウォンと4億5000万ウォン、3200万ウォンなど3回にわたって計23億8200万ウォンが現金で引き出された。

また、同月17、18日に妻の口座から10億ウォンと1億ウォンが現金で引き出されたのをはじめ、11月26日までに16億ウォンが引き続き引き出された。妻の口座から2ヵ月間に、計50億ウォンが現金で引き出されたことになる。

また、梁前室長の清州訪問を控えた4月11日、Kナイトクラブの名目上の社長であるユ氏(拘束)の口座から2億3700万ウォン、李氏の妻の口座から8200万ウォンなど現金3億1900万ウォンが引き出されており、梁前室長が清州に泊まった17日にもユ氏の口座から2回にかけて1億500万ウォンが現金で引き出された。

警察は、李氏の妻を13日に召還して入出金の内容と使途を追及したが、妻のK氏は「ナイトクラブの運営に直接関与していないので何も分からない」と陳述したという。

これに対して、李氏の弁護人側は「李氏が政治資金として1ウォンも提供したことがない」と話した。

一方、金前検事が提起した「検察内の李氏庇護疑惑」を調べた最高検察庁の特別監察チームがこうした口座追跡の事実について知っていたのか、知っていたとすれば資金の使途をすべて解明したのかに関心が集中されている。

特別監察チームが使途不明である資金の流れを把握することができなかったのか、あるいは知っていながらも目をつぶっていたことが明らかになった場合、「手抜き監察」という非難を浴びるしかなさそうだ。

最高検察庁は28日、「李ウォンホ氏が民主党に大統領選挙資金で3億ウォンを提供した情報を手に入れた」という金前検事の捜査日誌について、「監察調査の当時、金前検事がそうした内容を書いた捜査日誌を提出して清州地検に渡した。しかし金前検事が口座追跡などを通じて大統領選挙資金の支援説を内査したことは全くなかった」と発表した。