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[社説]与野党5者会合に条件をつけてはならない

[社説]与野党5者会合に条件をつけてはならない

Posted August. 31, 2003 23:42,   

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崔秉烈(チェ・ビョンリョル)ハンナラ党代表が4日に予定された大統領府での5者会合を控えて、これを金斗官(キム・ドゥグァン)行政自治部長官の解任建議案の処理問題と結び付けようとしたことは正しくない。名分も弱い上に秋の政局運営にも役立たない。政治の大きな絵を描くことができるリーダーシップが惜しい。

会合を先に提案したのは崔代表だ。北朝鮮の核問題、経済、国民生活など急がれる懸案をめぐって解決策を共に模索しようという主旨だったと我々は理解している。4者会合が盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領によって自民連まで含む5者会合に拡大されたが、主旨まで変わったわけではないだろう。それでチェ代表も5者会合に同意したのではないか。

そうした崔代表が1日で「金長官の解任建議案の表決処理を民主党が物理的に阻止すれば、5者会合を考え直す」と話したのは、いくら条件をつけたとはいえ、せせこましい仕打ちだ。解任建議案については党内外で議論が少なくなかったが、すでに党論で決まったことなら、そのまま国会に任せれば良いことだ。「民主党の物理的阻止」云々と言っているが、今民主党にそういう余裕があるかはチェ代表がもっとよく知っているはずだ。民主党の非主流はむしろ賛成票を投げるだろうという観測さえ出ている。

厳密に言えば、崔代表は解任建議案を大統領府での会合が終わってから提出しなければならなかった。解任案の通過いかんは別として、翌日に長官任命権者である大統領と顔を合わせて虚心坦懐に意見を交わすことができるだろうか。感情がさらに悪化しなければ幸いだ。一部の若手議員たちが5者会合に反対したとしても、大局的なレベルで説得しなければならなかった。

我々は、崔代表が「中堅議員の交代論」をめぐる党内の葛藤と不満を沈静化するため、または通常国会で舵取りを握るために与党への強硬策に出たとは信じたくない。もしそうなら、それは典型的な旧態政治だ。我々が崔代表に期待するのは新しい政治、新しいリーダーシップであって、旧態政治への復帰ではない。