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法務部と検察首脳部 またも対立の兆し

Posted September. 03, 2003 23:39,   

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法曹ブローカーと癒着した疑いが持たれている現職検事4人に対する懲戒問題をめぐって、康錦実(カン・クムシル)法務部長官と宋光洙(ソン・クァンス)検察総長の間で再び緊張気流が流れている。

今度の事案は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の「検察けん制論」発言と宋総長排除説が流れた検察中間幹部に対する人事の直後に公開されたため、懲戒の結果が法務部と最高検察庁の首脳部の間の衝突にまで飛び火するかどうかが注目されている。

3日午後、法務部果川(クァチョン)庁舍で開かれた検事懲戒委員会に検察内外の注目が集まった。最高検察庁がソウル竜山(ヨンサン)警察署の法曹ブローカー捜査と関連してブローカーと癒着の疑いがあるとし、このほど懲戒委に回付した4人の検事のうち1人が康長官が推進中の検察改革を実務的に総括する法務部の幹部だからだ。

この幹部は最高検察庁の監察結果、法曹ブローカーの朴某容疑者(49・拘束)から出たお金を第3者を通じて受け取った疑惑が明るみになって懲戒委に回付された。このため、懲戒委でこの幹部の疑惑が認められ、重い懲戒処分が下される場合、この幹部を重用した康長官が少なくない打撃を受けるものとみられる。

反面、この幹部に対して嫌疑無しの結論が下される場合、この幹部を懲戒委に付した宋総長が窮地に追い込まれる可能性もある。「長官をけん制するために無理な観察を行った」という議論に巻き込まれるかも知れない。

同日、懲戒委には康長官が直接参加してさらに関心が集まった。検事懲戒委委員長の長官が会議を主宰するのが当然だが、次官に会議の進行を任せた慣行を考えれば、「異例」に受け止められる。これについて法務部の関係者は、「次官がこの日、地方の監護施設を訪問したため、長官が会議に出席した」と説明した。

これに先立って、上述の幹部に対する最高検察庁の監察過程でも、康長官は「すべて解明された事案を最高検察庁が引き続き調査している」とし、最高検察庁首脳部と対立していたという。一方、法務部は同日懲戒委で4人の検事に対する懲戒の度合いなどについて議論したが、最終的な結論には至らなかった。



jefflee@donga.com