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ブッシュ米大統領「米朝平和条約締結の用意あり」

ブッシュ米大統領「米朝平和条約締結の用意あり」

Posted September. 05, 2003 22:58,   

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ブッシュ米大統領が、段階的な対北朝鮮制裁の緩和からはじめて、最終的には平和条約(peace treaty)を締結する用意があるということを明らかにしたと、ニューヨークタイムズ紙のインターネット版が5日報道した。ブッシュ大統領のこうした立場表明は、米国の対北朝鮮アプローチに重大な変化があったことを意味しており、米国は新たな戦略で次回の6カ国協議に臨むだろうとニューヨークタイムズ紙は伝えた。

同新聞は米高官の言葉を引用して、ブッシュ大統領が先週、対北朝鮮の交渉代表にこうした新たなメッセージを北朝鮮に明らかにしてもよいという意思を伝え、米代表のケリー国務省次官補は北京での6カ国協議で、北朝鮮にこうした内容を説明した。だが、北朝鮮はこれに対して直ちに反応を見せずにいると伝えた。

ブッシュ大統領が明らかにした新たな交渉戦略は、先月末パウエル国務長官とアーミテージ副長官が建議したもので、基本趣旨は「北朝鮮が様々な段階に分かれた核プログラム廃棄措置を取った水準に合わせて、それに相当する報償をする(more for more)」ことだとニューヨークタイムズ紙は報じた。

また、「こうしたブッシュ政権の立場は、北朝鮮が全ての核兵器を放棄し、核関連施設を廃棄するまで新たな援助はないとしていた今年初めの立場とは全く違ったものだ」と評価した。

米官吏は、こうした対北朝鮮誘引策は、北朝鮮が核施設に対する自由な査察を受け入れ、核兵器開発施設の解体などの措置を始めた時にのみ、徐々に段階的に取られるだろうと強調したと新聞は付け加えた。

だが、対北朝鮮強硬派であるホワイトハウスのライス国家安保補佐官は同日、ニューヨークタイムズ紙との電話インタビューで、ブッシュ政権の対北朝鮮戦略には変化はないとし、「全ては北朝鮮の態度にかかっている」と述べた。

また、ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)のマコーマック報道官は「ブッシュ大統領は、北朝鮮を攻撃したり侵攻する意図がないということを鮮明にしたのだから、北朝鮮当局はブッシュ大統領のこうした決意を対北朝鮮不可侵保障と考えるべきだ」と述べた。



maypole@donga.com