主要外信が米政府高官の話として報じたところによると、北朝鮮は、平安北道寧辺(ピョンアンブクド・ニョンビョン)にある核再処理施設の稼働を最近中止したものとみられる。
共同通信が米議会の消息通の話として12日に配信したところによると、米科学国際安全保障研究所(ISIS)の偵察衛星は、寧辺核施設の冷却塔から、核再処理作業の副産物である蒸気を捕捉できずにおり、このことから寧辺核施設の稼働が中止されたとの結論を下した。
ロイター通信も12日、米当局者の話として「最近、寧辺で、核再処理作業の副産物であるクリプトンガスが捕捉されていない」と伝えた。しかし、これら外信によると、米役人らは△北朝鮮が核再処理作業を中止したのかどうか△核再処理を完了した後核兵器の開発段階に入ったのかどうかをめぐって、結論を下せずにいるという。
一部の米政府関係者らは、寧辺核施設の稼働中止について、核開発を中止したいとの信号を送って、米朝交渉を再開しようとする意図△技術的欠陥のためやむを得ずに取った措置である可能性を提起している。
北朝鮮が米国の監視を避け、寧辺以外の場所で核再処理作業を続けているとの見方も出ている。最近、米政府関係者らは、寧辺で排出されたものより高い濃度のクリプトンガスを、他の地域で捕捉したと発表したことがある。
米LAタイムズ紙は、11日付で「米政府は、寧辺核施設の活動が減ったことについて、北朝鮮の意図が変化している徴候として受け止めていない」とし「それらは、非常に簡単に核施設を稼働した後、中止することができる」という政府関係者のコメントを伝えた。
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