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20〜30代 、社会への第一歩から挫折

Posted September. 14, 2003 23:08,   

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韓国の20代と30代が危機に直面している。

青年失業者と信用不良者が急増し、「韓国社会の未来」に対する不安感が増している。「新たな機会」を求めて海外に移住しようとする若者が目立って増加し、自殺など極端な方向へ走ってしまう者も少なくない。

経済専門家はいわゆる「2030危機」を放置した場合、韓国の未来に深刻な影響を及ぼす可能性があると警告している。

青年層の雇用不安はすでに危険水位を超えている。

7月末現在、20代の失業率は6.9%で全体平均3.4%の2倍を超えている。また、経済活動参加率は66.2%で、40代(78.6%)、50代(69.85)を大きく下回っている。

同月基準20代の信用不良者数は66万700万人で、20代の経済活動人口の14%に達する。30代の信用不良者数も99万4300人で、同世代の経済活動人口の15.6%に達している。

海外移住に対する関心も「頂点」に達している。最近あるテレビショッピング会社がカナダ移民商品を販売したところ、約4000人の申込者が殺到した。このうち、20、30代が60%を越し、大きな衝撃となった。

青年層の挫折が、理念の両極端化と社会不安の震源地となっているという分析も出ている。すでにインターネットでは韓国社会に対する青年層の恨みと怒りが多く出されている。

専門家は、青年層に自己覚醒を促すとともに、既成世代が青年層に働き口と希望を与えなければならないと指摘している。これをおろそかにすると、彼らは「失われた世代(lost generation)」に転落してしまい、それが国家危機につながる可能性もあると主張している。

三星(サムスン)経済研究所の尹淳奉(ユン・ソンボン)専務は「通貨危機以来、企業と金融機関は市場の論理に合わせ、大きく変化してきたが、教育および労働部門は依然として『非市場論理』が支配し、青年層の失業と価値観喪失などが構造的に長期化している」と診断した。