米国は、核問題とは別に人道的レベルで北朝鮮に食糧を支援するという原則の下、今年6万トンの食糧を追加支援する案を検討している。
米国務省のアダム副報道官は15日の定例会見でこのように話し、「追加食糧支援を決定するのに3つの要因を考慮する」とつけ加えた。
アダム副報道官は、△北朝鮮が現在、実質的に食糧支援が必要かどうかを検討し、△食糧支援が切実な他の国との優先順位を比較するほか、△支援の食糧が必要な住民に渡っているかを検証できるかどうか把握して、支援を決定すると語った。
さらに「米国は北朝鮮当局が世界食糧計画(WFP)の食糧配給検証を許可せず制限している点を憂慮している」とし「これは深刻な問題だ」と指摘した。
そして「米国はこのような憂慮事項を北朝鮮当局やWFP、そして他の食糧支援国と協議している」と話した。
米国はこれとは別途に、今年WFPを通じて4万トンの食糧を北朝鮮に提供することにしており、このうち大半はすでに渡っていると同報道官は伝えた。
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