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GDP対比公教育支出、OECD国で韓国が最高

GDP対比公教育支出、OECD国で韓国が最高

Posted September. 16, 2003 23:05,   

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親の公教育費の負担率、国内総生産(GDP)対比学校教育費の割合が経済協力開発機構(OECD)の加盟国の中で韓国が最も高いことがわかった。

OECDが加盟国48カ国の教育環境(2000〜01年)を分析して16日に発刊した「03年度OECD教育指標(EAG・Education at a Glance)」によると、韓国の小中高校の公教育費の民間負担率は18%と、OECD平均(7%)の2.6倍ほどだった。

韓国の大学教育の民間負担率は76%と、OECD平均(20%)の3.8倍だった。

同調査は、学校の教育費のみを対象としているが、2000年に教育人的資源部が推算した私教育費およそ7兆ウォンを含めると、韓国の親が全体教育費から実際に支出する教育費が占める割合ははるかに高いものと推定される。

韓国のGDP対比学校教育費は7.1%と、米国(7%)、英国(5.3%)、日本(4.6%)などをはるかに上回っている。OECD平均は5.5%だった。

生徒1人当たりの学校教育費支出額(官民合わせて生徒1人の教育に費やされる資金)は購買力換算指数(PPP)で、小学校3155ドル、中学・高校4069ドル、大学6118ドルと、OECD平均(小学校4381ドル、中学・高校5957ドル、大学9571ドル)の60〜70%水準だった。

購買力換算指数は、米国で1ドルで買える物を、比較国でいくらで買えるかを1ドルで計算したものだ。2000年の韓国のPPP相場は731.19ウォンだった。

韓国は経済規模がOECD平均に及ばないためGDP対比教育費の割合が高いが、生徒1人当たり教育費の支出額は少ないほうだ。

韓国の1学級当たりの生徒数(01年基準)は小学校36.3人、中学37.7人とOECD平均(それぞれ22人、24人)よりはるかに多く、1教師当たりの生徒数も小学校32.1人、中学21人、高校19.3人とOECD平均(それぞれ17人、14.5人、13.8人)より高かった。

一方、2000年に満15歳になる生徒の学業成就度を調査した「国際生徒評価プログラム(PISA2000)」によると、韓国生徒の全般的な科学、数学、読書科目の成就度はOECD加盟国の中で上位グループに属しているが、韓国の最上位グループの生徒の読書成就度はOECD加盟国の最下位グループであることがわかった。



洪性哲 sungchul@donga.com