民主党の鄭大哲(チョン・デチョル)代表が21日党代表のポストから退き、民主党が内部収拾に乗り出したことを機に、民主党と新党の体制整備作業が加速化している。
鄭前代表はこの日、ソウル汝矣島(ヨイド)の党本部で記者会見を開き「分裂なき統合新党を目指して努力したものの、結果は失敗に終り、私の不徳と力の及ばなさ故であることを率直に告白する」として、辞退を公式に宣言した。
鄭前代表の側近たちは「22日の北京から始まり、統一外交通商委員会による海外国政監査に参加した後、月末ごろ帰国し、重大発表を行う」と述べ、来月中旬ごろ新党に合流し、党議長に就くだろうとの観測を裏づけた。これを受けて、民主党の新しい代表は、党憲と党規に基づき、昨年4月の党大会で2位となった朴相千(パク・サンチョン)最高委員が継承した。
これに先立ち、新党派は20日、当初36人の小選挙区議員に金明燮(キム・ミョンソプ)議員を追加した37人が離党の届けを提出し、ハンナラ党の離党派議員5人を含む42人で「国民参加統合新党(統合新党)」と称する交渉団体を国会に公式登録した。改革党の金元雄(キム・ウォンウン)、柳時敏(ユ・シミン)議員も、22日ごろ党内の議決手続きを経て統合新党に合流すると伝えられた。
統合新党はまた、創党企画団長に李海瓚(イ・ヘチャン)議員、広報委員長に鄭東采(チョン・ドンチェ)、総務委員長に李相洙(イ・サンス)、e-party委員長に鞖基善(ぺ・ギソン)、組織委員長に張永達(チャン・ヨンダル)、女性委員長に金希宣(キム・ヒソン)、対外協力委員長に李浩雄(イ・ホウン)、国際協力委員長に柳在乾(ユ・ジェゴン)委員長をそれぞれ任命した。
これに対し、民主党は21日午前、汝矣島観光ホテルで統合派と正統派の代表者12人による会合を持ち、非常対策委員会(趙舜衡委員長)を設け、早いうちに党改革案をまとめる一方党大会の準備を整え、党体制の整備と外延の拡大作業を本格化することにした。
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