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「宋斗律教授は北朝鮮工作員」野党議員が主張

「宋斗律教授は北朝鮮工作員」野党議員が主張

Posted September. 22, 2003 23:14,   

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北朝鮮のための活動を行ったとの疑いで、逮捕状が請求されたドイツ・ミュンスター大の宋斗律(ソン・ドゥユル、59)教授が、22日午前11時20分に、ベルリン発のルフトハンザ712便で、仁川(インチョン)国際空港入りし、37年ぶりに故国の地を踏んだ。

宋教授の帰途には、夫人の鄭貞姫(チョン・ヒョンヒ、61)、長男の儁(ジュン、28、マックスプランク研究所研究員)、次男の麟(リン、27、小児科医師)氏ら家族と民主化推進弁護士協会所属の金亨泰(キム・ヒョンテ)弁護士、友人のパク・ホソン西江(ソガン)大教授などが同行した。

宋教授が空港に到着した直後、国家情報院(国情院)は職員を通じて「弁護士を通じて自ら出頭するとしているだけに、逮捕状の執行を留保する」とし「なるべく早期に取り調べに応じてほしい」との立場を伝えた。

宋教授の国情院出頭の時期と出国日程などは公表されていない。一方、この日、野党ハンナラ党の鄭亨根(チョン・ヒョングン)議員が公開したところによると、国情院は01年9月に「亡命者と自首したスパイの供述、特殊諜報などによって、宋斗律氏が『キム・チョルス』との仮名を使う北朝鮮の対韓国工作員であることに間違いないと、確信している」との見方を表明している。

鄭議員はこの日、汝矣島(ヨウィド)の党事務所で記者会見し「宋氏は労働党政治局の候補委員であり、北朝鮮が韓国に派遣した工作員だ」とし、国情院の徹底した取り調べと司法措置を求めた。

一方、大統領府の尹太瀛(ユン・テヨン)報道官はこの日のブリーフィングで「宋教授の場合、現在被疑者の身分となっており、23日に予定されている海外在住人物の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領との面談対象者リストから除かれている」とし「但し、23日の面談時間以前に宋教授への法律的措置が終わるならば、その時に判断したい考え」と述べた。



朴民赫 tesomiom@donga.com mhpark@donga.com