Go to contents

[オピニオン]小泉第2期内閣

Posted September. 22, 2003 23:24,   

한국어

01年4月11日、日本有力新聞の編集局幹部会議を参観する機会があった。会議の終わりに日韓の懸案に関して意見を交わし、翌日開かれる日本自民党総裁候補4人の共同記者会見に話しの内容が移った。自民党総裁選挙は事実上日本首相の選挙ともいえるため、「誰が首相になると予想するか」という質問を投じた。当時一部外信が伝えた「選挙革命の可能性」が根拠のある予想かどうかを知りたかったのだ。編集局長の誘いで返答した政治部長ははっきりと言った。「そんなことは決してないだろう。自民党最大派閥を率いている橋本龍太郎候補が勝つだろう。日本の政治は派閥によって左右される」と。

◆しかしそれから13日経って実施された選挙で勝ったのは、橋本氏ではなく脱派閥を宣言した小泉純一郎候補だった。同業者として選挙結果を見て驚いたその新聞社幹部たちの心境を思い、選挙報道の難しさを今更ながら実感した。日本のマスコミは、派閥政治という根深い惰性に浸り、政界の風向きと有権者の心を十分に読み取ることができなかった。確かに、昨年の大統領選挙の際、多くの韓国のマスコミも予想が外れて慌てた経験がある。「誤った選挙予測」は日本のマスコミだけのことではない。「選挙革命」で首相になった小泉氏が先週末、圧倒的な支持で再選に成功した。いつのまにか長期政権の道に入った感じだ。

◆韓国も日本の首相の再選に注目しなければならない。特に小泉首相が推進する対米、対韓半島政策が関心事だ。小泉首相は、ブッシュ米大統領とホワイトハウスで首脳会談を終えた後の記者会見で、英語で「ファンタスティックな会談(fantastic meeting)だ」と言った。小泉首相の登場後、日米関係は目に見えて良くなった。小泉首相は最近、国際社会の難題であるイラク派兵に対しても、早期に米国支持を決めた。日本政府では、イラク再建費用分担の意思もあるという。

◆昨年米朝首脳会談を成功させた小泉首相が推進する対北政策も気にかかる。北朝鮮の「過去の清算」と日本の「拉致問題解決」が対立しているが、いつ再び「びっくりショー」が行われるかもしれない。日本では、小泉首相が「大統領型首相」になったという分析まで出ているという。強固になった国内基盤をもとに、東アジア外交の大枠を主導する主役として力強く浮上する可能性がある日本の首相。隣国の指導者以上の関心を傾けなければならない時だ。

方炯南(バン・ヒョンナム)論説委員hnbhang@donga.com