▲反戦デモから撤収デモへ〓今年2月、イラク戦争の直前に数百万人が参加した反戦デモが、米英連合軍のイラク撤収要求デモに変わった。
27日(現地時間)、英国ロンドンのハイドパークでは約2万人のデモ隊が「戦争中止」、「ブッシュとブレアの退陣」などをスローガンに市内を行進した。
フランス・パリのメインストリートでも、約3000人のデモ隊が連合軍のイラク撤収を求めてブッシュ米大統領を非難した。
この他に、ギリシア・アテネでデモ隊約3000人が米大使館に押し寄せて警察と衝突したのをはじめ、トルコ、日本、ポーランド、ベルギー、スペインやエジプト、レバノン、パレスチナ自治地域でも数百〜数千人が参加するデモが行われた。
▲米州防衛軍に動員令〓米国防総省は26日、イラクに投入する州防衛軍2個旅団1万人に対して動員令を下す一方、1個旅団5000人に対して動員待機令を発動した。
国防総省は同日、ノースキャロライナの30歩兵旅団とアーカンソーの39歩兵旅団がそれぞれ来月1日と12日に動員され、81歩兵旅団5000人は次に動員されることを明らかにした。
国防総省は、最近米国の派兵要請を受けた国家が派兵に同意しない場合、さらに米軍を送るしかないことを重ねて示唆してきた。現在イラクには米軍12万7000人が駐留している。