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留学・研修の国際収支、最大幅の赤字へ

Posted September. 29, 2003 23:24,   

한국어

早期留学や語学研修のブームに乗り、8月の留学と研修部門の国際収支が、過去最大の赤字となった。

しかし、輸出の好調に支えられ、経常収支は4カ月連続の黒字を続けた。

29日、韓国銀行(韓銀、中央銀行)が発表した「8月の国際収支動向」によると、8月の留学、研修収支の赤字は、7月(2億ドル)より大きく増えた2億3000万ドルで、過去最大の赤字となった。

8月に留学や研修で海外へ出た人口も5万4878人で、過去最高だった。

しかし、7月に過去最高の赤字(6億9000万ドル)を記録した旅行収支は、6億7000万ドルの赤字で、赤字の幅がやや減っている。内国人出国者数が79万3315人で、先月比8.8%増になったが、外国人入国者数(45万4411人)が同期間中に20.5%も増えたからだ。

また、海外の技術や有名商標の輸入が増えることによって、特許権などの使用料収支の赤字は、前月の1億4000万ドルから3億7000万ドルへと急増し、過去最高の赤字となった。

8月の経常収支は13億9000万ドルの黒字となり、先月(4億3000万ドル)に比べて黒字の幅が増加、5月以降4カ月連続の黒字となった。商品収支の黒字規模は23億7000万ドルで、7月(15億7000万ドル)に比べて8億ドルも増えた。

このため、今年1〜8月の経常収支累積黒字は26億2000万ドルにのぼり、韓銀が当初示した年間予測値(20億ドルの黒字)を上回った。

韓銀の趙成種(チョ・ソンジョン)経済統計局長は「輸出は前年同月比10.4%増になったが、輸入は5.1%増にとどまり、商品収支と経常収支の黒字幅が大きくなった」とし「来月にも10億ドルぐらいの経常収支黒字が期待されていて、これによってウォン貨の上昇にも圧力が加わるだろう」と話した。



朴重鍱 sanjuck@donga.com