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三星電子、70nm4Gメモリー世界初めて開発

三星電子、70nm4Gメモリー世界初めて開発

Posted September. 29, 2003 23:23,   

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三星(サムスン)電子が世界で初めて70nm(ナノメートル、1nmは10億分の1メートル)超微細工程技術の4ギガフラッシュメモリーを開発した。

70nm技術は従来の90nmの壁を越えた最小線幅半導体技術であり、4ギガという容量はデータ保存(NAND)型フラッシュメモリーとしては世界最大の容量だ。

三星電子メモリー事業部の黄昌圭(ファン・チャンギュ)社長は29日、メモリー事業戦略発表会で「既存のDラムフラッシュメモリーなどを含めた全てのメモリーの中で最も進んだ70nmフラッシュメモリー開発により、本格的な『ナノ半導体時代』を切り開いた」と述べた。

今回開発した4ギガNAND型フラッシュメモリーは競争相手の東芝より9ヶ月ほど進歩した技術。

三星電子は去年9月、2ギガ製品の開発に続き、1年間で2倍の容量の製品を開発し、1999年以来4年連続メモリー集積度を毎年2倍ずつ上げる快挙を果たした。

メモリーチップ内部の回路の線幅が髪の厚さの14分の1程度に過ぎず、同じ大きさにさらに大きい容量のメモリーが作れる。従来の90nm製品より集積度が倍以上高く8ギガバイトのモジュールにはMP3音楽ファイルを基準に2000曲、デジタル映像は8時間分を保存できる。

三星電子は来年末頃、70nmメモリー製品が量産されれば、従来の90nm工程に比べ生産性が50%以上向上するものと期待している。

三星電子はこの他にも独自の3次元トランジスター技術(RCAT)を使った80nm級の512メガDラムの量産技術を確保しており、NAND型とコード保存(NOR)型フラッシュメモリーの長所を結び付けた新概念の「フュージョンメモリーチップ」を販売すると発表した。



金泰韓 freewill@donga.com jameshuh@donga.com