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海外MBA取得がブーム 海外就職が目当て

海外MBA取得がブーム 海外就職が目当て

Posted September. 29, 2003 23:29,   

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「脱韓国」シンドロームが「経営学修士(MBA)ブーム」へと続いていく。

移民や海外長期留学が負担となる中産層以上の高学歴者が、その代案としてMBAを目標としているためだ。

MBAは準備期間から学位取得までにかかる期間が3〜5年ほどで、博士学位取得よりも相対的に短く、取得後の就職選択幅が広い。とりわけ、学位を取得した学校のインターン制度などを活用すれば、現地就職の可能性も高いことが魅力となっている。

このため、費用に比べ就職への効果が低いという理由で2000年以降伸び悩んでいたMBA志願者が大きく増加し、留学コンサルティング会社に多くの人が詰め掛けている。また、MBA入学に必要なGMAT(英語圏のビジネススクールへの進学希望者を対象にした進学適性テスト)講座の開設ブームがソウル江南(カンナム)地区などの語学学校で起こっている。

国内のMBA志願者に代表的なコンサルティング会社として知られている「JCMBAコンサルティング」の場合、今年に入って9月末までに新規加入した会員(1万人)が昨年加入した総会員数(8700人)より多い。週末クラスや特別講座クラスには平日の講義に出席できないサラリーマンが詰め掛け、受講生の一部は立ったまま授業を聞かなければならない。

27日にソウルヒルトンホテルで行われた「第10回MBA留学博覧会」では620人もの人が登録した。博覧会場にはベビーカーに子供を乗せて参加した若い夫婦も相当数見られた。

博覧会が行われる前、ホテルで米3大学の入学許可担当者と非公式インタビューをしたチョ(32、サラリーマン)氏は、「米国で暮らすのが目的なため、現地就職が可能か聞いてみた。現地就職ができなければ、2億〜3億ウォンを持って外国に出る理由がない」と答えた。

同日博覧会場を訪れた金(28)氏は、MBA準備のために5月末に勤めていた大手企業の系列会社に辞表を出した。成果給を除いて年俸が約2950万ウォンほどだった金さんは、「総額2億ウォンの費用を予想しているが、費用は関係ない」とし、「あくせくとしたサラリーマン生活から脱出できる人生『最後のバス』だと思っている」と語る。

移民したいが、外国で単純労働しながら生きるのはいやだ。かといって、十分な定着費用を集めておいたわけでもない若年層には、MBAが一種の「通過儀礼」として認識されている。

JCMBAの鄭秉贊(チョン・ビョンチャン、39)代表は、「通貨危機当時はMBAに行く理由が一種の身分上昇のためだったが、最近は実質的な就職のためのものだ」とし、「このため、相談にきた人が過去と違って、トップ10にとらわれないで上位50位圏の大学ならどこでもいいとしている」と述べた。

また、「相談者は30〜35歳が大半で、1億〜2億ほどかかる費用を必ず回収しようと考えるよりは、主に人生の転機を作るという意図を持っている」と説明した。



tesomiom@donga.com