Go to contents

核燃料棒8000本の再処理が完了 北朝鮮外務省発表

核燃料棒8000本の再処理が完了 北朝鮮外務省発表

Posted October. 02, 2003 23:13,   

한국어

北朝鮮の外務省スポークスマンは、2日「8000本余りの使用済み核燃料棒の再処理を完了しており、ここから得られたプルトニウムは、核抑止力を強化するため、用途を変更した」と明らかにした。

北朝鮮の朝鮮中央通信によると、外務省スポークスマンは、同日の談話を通じてこのように発表し「(平安北道)寧辺(ニョンビョン)の5MW級の原子炉で引き続き出される使用済み核燃料棒も時が来れば、直ちに再処理することになるだろう」と述べた。8000本の使用済み核燃料棒を再処理すれば、3〜4個の核兵器が作られるプルトニウムを抽出することができる。

同スポークスマンは、続いて「米国が敵視政策を諦めなければ、(先月の)最高人民会議第11期の1次会議の決定に従って、米国の核先制攻撃を阻止し、韓半島の平和と安全を守るための正当防衛の手段として核抑止力を維持・強化する」と強調した。

また、同スポークスマンは「米国が、我々が引き続き6者協議の幻想にとらわれて、核施設を凍結し、核抑止力を放棄する道を選ぶと考えているならば、それほど甘い考え方はない」と述べた。さらに「我々は、北京での6者協議を通じて、米国が決して我々との平和的な共存を望んでおらず、どうしても我々を武装解除させて崩壊させようとしていることを改めて知らされた」と主張した。

また、次回6者協議が10、11月に開かれるという見通しが出ていることについては「我々は、前の北京会談やその後にも、(次期会談の開催について)誰とも約束したことはない。(10、11月開催の主張は)事実無根な話だ」と一蹴した。

北朝鮮外務省は、これに先立ち4月に「8000本余りの使用済み核燃料棒の再処理作業が大詰めの段階で成功裏に進められている」と明らかにしたことがある。

韓国政府は同日、北朝鮮外務省スポークスマンの談話と関連し「これまでにこうした情報を得ていないので、事実ではないだろう。次回6者協議を控えて、交渉力を高めるための戦術である可能性もある」と分析した。



金昇鍊  srkim@donga.com