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検察、宋氏の起訴を積極的に検討

Posted October. 03, 2003 23:02,   

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ソウル地検公安1部(呉世憲部長検事)は、国家保安法違反の容疑を受けているドイツ在住の学者の宋斗律(ソン・ドゥユル、59)氏を3日召喚し、北朝鮮労働党政治局候補委員「金チョルス」になった経緯と実際活動していたかどうかについて集中的に取り調べた。

検察はまた、宋氏が北朝鮮から受け取った金の金額と性格、ドイツ留学生を北朝鮮訪問に誘った疑いなどについても取り調べた。

検察は同日夜、宋氏をいったん帰宅させ、近く宋氏を再召喚して裏付け捜査を行う方針だ。

同日、検察の関係者は、「宋氏は落ち着いた態度で供述した。釈明すべき部分は釈明し、認めるべき部分は認めている」と述べた。

検察は、宋氏の国家保安法違反の容疑が一定部分認められると判断しており、宋氏を起訴することを積極的に検討している。

検察は、宋氏が80年半ばに、ドイツ留学生の呉吉男(オ・キルナム)氏の北朝鮮入りを勧めた疑いと関連して、呉氏を参考人として召喚し、取り調べる方針だ。

しかし検察は、宋氏が北朝鮮で金を受け取ったことや呉氏に北朝鮮入りを勧めた容疑について確認されても、すでに公訴時効が過ぎており処罰が困難になる恐れがあるとみている。

検察は、宋氏が国家情報院で作成した文書以外に、宋氏に思想転向や遵法意思を明らかにする自筆の公式文書を作成させて提出させることも検討している。



李相錄 myzodan@donga.com buddy@donga.com