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アジア新の李承鎏、次の目標は大リーグ

Posted October. 03, 2003 23:17,   

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今季を終え、自由契約選手(FA)の身となった李承鎏(イ・スンヨプ、27、三星ライオンス)はメジャー・リーグ進出に何の障害もなくなった。ポストシーズンさえ終われば、直ちにビッグ・リーグの球団と交渉を開始する予定だ。

2日に樹立したホームランのアジア新記録で、李承鎏の株はさらに高くなった。所属エージェントのSFXは、李がホームランを放った後、事前に準備していた資料をAP、ロイターなど主要通信社に送った。同日夜、通信社はこの資料を基にした詳細な報道で、「代理広報」の役割をした。

李承鎏の家で一夜泊まったエージェントのジョン・キムは3日、インタビューで、「昨夜スポーツ・イラストレイテッド(SI)からもインタビューの要請が入った。米現地でも関心がさらに高くなった」と述べた。

SFXは、メジャー・リーグの球団との交渉で、李承鎏のホームランアジア新記録を最大限浮き彫りにするという戦略。キム氏は、「現在10の球団が関心を示しており、さらに増えるものと見ている」と語った。

この10の球団の中で、李は最も行きたいチームがどこかを話したという。キム氏は、「行きたい球団を話したが、これを明らかにすることはできない。もしこの事実が広まると、他のチームとの交渉が不利になる」と話した。

1塁手の空白ができるうえ、韓国同胞の多いLA・ドジャースとシアトル・マリナーズが優先順位に挙げられている。

米メジャー・リーグへの進出が現実のものとなりつつある以上、李承鎏が果たしてどのような成績を収めるかにも大きな関心が寄せられている。三星(サムスン)の金應龍(キム・ウンリョン)監督は、「日本の松井ほどにはやれる」と述べた。今年ニューヨーク・ヤンキースのユニフォームを着た松井秀喜は、メジャー・リーグへのデビュー成績は打率2割8分7厘で16ホームランの106打点。

ホームランの数は予想より少ないが、李承鎏の「師匠」である三星の朴フンシク打撃コーチは、「李はホームランを欲張るより打率に神経を使って、中長距離型の打者に変身するのが効果的だろう」と意見を述べた。



金相洙 ssoo@donga.com