Go to contents

衝撃と戸惑い…再信任発言・各界の反応

Posted October. 10, 2003 23:23,   

한국어

10日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の「再信任を問う」という発言に対し、多くの市民たちは衝撃と戸惑いを隠せない様子だった。

現職大統領が就任8ヵ月で側近の各種疑惑と国政混乱の責任を負って再信任を受けるとしたということ自体、憲政史上初めてのことだけに、再信任のための公論過程がまた他の国政混乱と経済的悪材として働きかねないという憂慮のためだ。

したがって、市民団体や専門家は、どうせ再信任手続きを踏むなら、国政混乱を防ぐためにその方法と手続きを迅速に決め、1日も早く処理しなければならないと強調した。

▲衝撃と戸惑い〓市民団体の「参加連帯」は10日「再信任発言は愼重でないだけでなく、今後の再信任方式と時期をめぐる政争に巻き込まれ、国政混乱のみを加速化させる」と論評した。

正しい社会のための市民会議の金錫俊(キム・ソクジュン)共同代表は「国民の選択余地を減らす挑発的で無責任な戦略」とし「国家的課題が山積しているなか、再信任という新しい問題が出るのは国政運営に役に立たず、問題解決にも何ら役に立たない」と指摘した。

主婦の李ヒョスクさん(39・ソウル鍾路区東崇洞)は「経済の一寸先も見えない状況なのに、敢えてこの時点で『再信任』を取り上げなければならなかったか」としながら、「きれいな政治という名分も良いが、今は経済危機を乗り越えることに優先順位を置かなければならない時期だ」と話した。

匿名を求めた行政自治部のある書記官は「事実上の大統領選挙をもう一度行うということだが、国の経済的な面においては全く役に立たない」とし「能力不足で自ら退くつもりでなければ、5年間責任を負って国政を遂行すると話すのが正道だ」と批判した。経済部署のある幹部は「大統領の今度の発言は大型悪材料だ」とし「国内外の各企業が積極的に投資をしない理由が労使関係と北朝鮮の核問題などの不確実性のためなのに、おびただしい不確実性がもう一つ生じたことになる」と話した。

経済正義実践市民連合の高桂鉉(コ・ゲヒョン)政策室長は「現在、崔導術(チェ・ドスル)前大統領総務秘書官に対する捜査を行っている状況では、大統領が捜査に強力をすることが最善であって、政治的立場を表明するのは国家危機を招くだけだ」と話した。

盧大統領の出身地である慶尚南道金海市進永邑(キョンサンナムド・キムヘシ・ジンヨンウプ)の朴栄在(パク・ヨンジェ、48)進永繁栄会長は「大統領が正面突破を決心したと思う」と話した。彼は「5年任期保障を前提に国民が直接選んだし、内外的に重要なことが多い時期だけに、大統領を中心に力を合わせることが望ましい」と主張した。光州南区楓岩洞(クァンジュ・ナムク・プンアムドン)のチョン・チャンヨン(42)氏は「地元の人々は大統領の決断を歓迎しながら、再信任を通じて各種疑惑が解消され、国民統合のきっかけになってほしい」と話した。

▲方法と時期は迅速に〓市民団体や専門家は、大統領が再信任の方法と時期などを明確にしなければ、むしろ政局が一層混乱する恐れがあるので、再信任の方法と時期を迅速に決めなければならないと口をそろえて語った。

「一緒にする市民行動」の河勝彰(ハ・スンチャン)事務処長は「いったん、再信任を明言したからには、混乱を減らすために時期と方法を早く決めなければならない」と話した。湖南(ホナム)大学歴史文化学科の申一燮(シン・イルソブ)教授は「盧大統領は、自分と関連する各種の疑惑を解明して不安定な国政を1日も早く安定させたいという考えで再信任発言をしたようだ」とし「再信任を表明したからには、時期と方法を具体化させ、さらなる混乱を避けなければならない」と指摘した。

自営業者の李東佑(イ・ドンウ、46、京畿道城南市盆唐区内亭洞)氏は「再信任をするつもりなら、総選前という漠然たる時点ではなく、最大限早くするのが望ましい」とし「イラク派兵問題、新党問題などで大統領が明確な立場を明らかにしなければならない状況なのに、再信任問題まで曖昧に扱ってはならない」と話した。