「現代(ヒョンデ)がわずかに優勢」
プロ野球専門家は、17日から行われる「2003プロ野球韓国シリーズ」を現代の優勢と見ている。韓国シリーズの行方を決める重要な「キープレーヤー」としては、現代のチョン・ミンテとSKの朴キョンワンを一番手に挙げた。
SKの鉠凡鉉(チョ・ボムヒョン)監督の「師匠」であり、LGの司令塔として昨年の準プレーオフで現代を制した金星根(キム・ソングン)前LG監督は、「韓国シリーズのような大きな試合では、しっかりしたエースのいるチームが絶対的に有利だ。そうした面で、チョン・ミンテとバウォスを抱えている現代が優勢だ」と見込んだ。
金前監督はまた、「現代の打者は左投手が苦手で、右投手の変化球にもミスを犯すが、SKの李スンホと金ウォンヒョンがどれほど好投できるかがカギを握っている」と指摘した後、「現代は左打者が、SKは不振なディアーズと李ホジュンの活躍が攻撃のポイントだ」と話した。金前監督は現代が勝てば4勝2敗、SKが勝てば第7戦までもつれると予想した。
河日成(ハ・イルソン)KBS解説委員も現代優勢と見ている。河解説委員は「現代はチョン・ミンテ、SKは朴キョンワンがカギを握っているが、第1、4戦の先発と予想されるチョン・ミンテが2試合を勝てば、現代が簡単に韓国シリーズで優勝できるだろう。しかし、SKが2試合のうち1試合でも勝利すれば、SKが4勝2敗ぐらいで優勝する可能性もある」と述べた。
河解説員は、また、「SKは朴キョンワンへの依存度が高いのがかえって弱みとして働く可能性もあり、現代は負傷から復帰したチョン・ソンフンのプレー感覚が大きく衰えているため、内野の守備が不安だ」とし、両チームのアキレス腱に触れた。
一方、ク・キョンベク京仁(キョンイン)放送解説委員は、「現代は派手な攻撃と強い投手力を誇っているが。SKの上昇ムードにも凄いものがある。SKはプレーオフ後、4日間休憩したため、戦力の漏れもない。SKが4勝3敗で勝つ」と予想した。
ク解説委員は、「SK打撃陣のスイングは大きくなく、ミート打法なので、チョン・ミンテを攻略できると思う。現代は、98年はチョン・ミンテ、00年にはチョン・ミンテ、金スギョン、イム・ソンドンがいて優勝できたが、今年はチョン・ミンテの球威が昔ほどではない」と述べた。さらに、ク解説員は「現代は8チームうち、選球眼がもっとも優れているチームだ。SK投手の制球力が勝敗のカギになる」と指摘した。
金相洙 ssoo@donga.com