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コエリョ号の前途はいかに

Posted October. 22, 2003 23:11,   

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「コエリョ号」に果たして希望はあるのか。22日行われた04アジア杯2次予選第2ラウンドのオマーンとの試合で衝撃的な敗北を味わった「コエリョ号」。2日前のベトナム戦を0対1で負けたのにつづく再度の「悪材」で、発足8カ月目のコエリョ・サッカーが「生き残れるか、座礁するか」の分かれ道に立たされている。

韓国サッカー代表チームは同日、オマーンのムスカト・スルタン・カブス競技場で行われた大会F組オマーン戦で、始終無気力なプレーの末に1対3と逆転されてしまった。国際サッカー連盟(FIFA)ランキング39位の韓国が102位のオマーンに敗れたのは今回が初めて。韓国はこれで3勝2敗を記録してグループ2位となり、4勝1敗のオマーンにトップの座を渡した。

同日の敗北で、今年3月に発足して以来4勝1無5敗という惨めな成績表を手にしたウンベルト・コエリョ監督は、来年7月まで保障されている任期にもかかわらず、サッカー界内外の激しい監督交替を求める世論を避けることはできなくなる模様だ。

可能性は薄いが、韓国が25日最弱小チームのネパールとの最後の試合にさえも負け、ベトナムがオマーンを破った場合、まかり間違えばグループ2位までに与えられるアジア杯本大会進出が挫折するかもしれない危機に瀕しているからだ。

韓国は同日後半2分にチョン・キョンホが先制ゴールを決めたが、5分後に同点を許してから急激に組織力が崩れ、その後2ゴールも許したことで沈没してしまった。海外派の選手が抜けたとは言え、昨年ワールドカップ・メンバーが6人もいるチームだとは信じられないほど無気力なプレーだった。

オマーン戦惨敗の知らせが伝えられると、大韓サッカー協会のインターネット掲示板には、「コエリョを交替すべきだ」というファンの書き込みが後を絶たなかった。

サッカー協会は言葉を失ったような葬式の雰囲気。昨年、韓日ワールドカップでベスト4進出神話を作って世界サッカーの中心に成長した韓国サッカーが、わずか1年で信じられないほど恥辱の連敗を記録したことは、どんな理由でもっても説明しがたいためだ。

鄭夢準(チョン・モンジュン)サッカー協会長は同日午前幹部との懇談会で、「即興的な対応より対策を立てることが大切だ。大会が終わった後、原因を分析して慎重に対処せよ」と指示した後、早々に席を立った。

サッカー協会は、ベトナム戦とオマーン戦を観戦したチョ・ジュンヨン専務が帰国する23日に緊急技術委員会を招集して対策を設ける計画だ。チョ専務は現地で、「コエリョ・サッカーに対して根本的な検討をすべき時が来た。代表チームに対する国民情緒や世論の流れが重要な要因になるのではないか」と明らかにしたものと伝えられた。

コエリョ監督は就任当時、「アジア杯で好成績を記録し、06年ドイツワールドカップまで韓国代表チームを監督する」と語った。だが、今回の悪材で彼の指揮能力は「中間評価」を受けなければならなくなった。

一方、コエリョ監督就任以来、選手の招集日数が36日に過ぎず、一度の転地訓練もしていないという点で、コエリョ監督だけにその責任を問うことはできないという意見もあった。



金尙浩  hyangsan@donga.com